この会談での大きな論点は
北朝鮮の非核化・
朝鮮戦争の
終結・日本にとっては
拉致問題が挙げられると思います。
アメリカ側は完全で検証可能な不可逆的な核廃棄を求めているのに対し、
北朝鮮側は段階的な核廃棄を求めていて、どの様な決着が図られるのか、注目点ですよね。
アメリカ側は完全な核廃棄が行われない限り、制裁解除は行わないという主張をこれまで繰り返してきましたが、ここにきて微妙に発言内容が変わってきています。
というのも、専門家の話では完全に
核兵器を処分するためには6年から10年かかると言われていて、そこまで
北朝鮮の経済的な体力が持たないということです。そのことを踏まえて、
トランプ大統領も発言内容を変化させたのかもしれません。また、会談は1回では終わらず2回・3回と行われるとの見通しも示しており、
北朝鮮との会談が一筋縄ではいかないことを
如実に物語っているようにも思えます。今日の会談の内容は夜にははっきりすると思いますが、果たして
金正恩委員長がどのような発言をし、会談で合意したことをどこまで本気でやるのか、あるいはまた裏切るのか、注目したいと思います。