sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

職場のメンタルヘルス問題

 今日のヤフーニュースの中で、日刊工業新聞社の記事が目に留まりました。その内容は、職場でのメンタルヘルス対策について取り上げた記事でした。私もメンタル面での問題を抱えているので、興味深く読んでみました。
 記事によると、近年、メンタルヘルスの不調を原因に、休職や離職に至るケースが問題になっているそうです。ストレスの原因とされる毎日の残業や長時間労働の解消に向けた議論がなされていますが、職場環境の改善にはなかなかつながらない現状があります。改善が進まない中、企業の管理者が従業員のメンタルヘルスの不調に直面した時、どう対応するのが適切なのかはあまり議論されません。企業は従業員のメンタルヘルスにどう向き合うべきなのか?と、問いかける内容でした。

 東京大学社会科学研究所の石田浩教授らの調査で、労働時間や人間関係などの職場環境が、メンタルヘルスにどのように影響をするのか、関係性が明らかになったということです。

 2007年から2017年まで、20~40歳代の男女を対象に11回行われた追跡調査では、長時間労働や残業の慢性化、締め切りに追われることが男女ともにメンタルヘルスに負の影響を与えることが明らかになったそうです。
 
 一方、職場に助け合いの雰囲気がある場合はメンタルヘルスによい影響を与えることもわかったということです。

 データの分析を行った同大の藤原翔准教授は、メンタルヘルスへ正または負の影響を与える因子が同時に存在する場合、お互いの効果は「相殺される」としつつも、「助け合いの雰囲気がメンタルヘルスによい影響を与えても、、長時間労働や残業が慢性化するのであればメンタルは悪化する」と指摘しています。

 職場環境がメンタルヘルスに関係していることがデータとして示される中、精神科専門医で認定産業医の渡辺洋一郎氏は「本人の生まれつきの体質や、パーソナリティーの関連も見過ごしてはいけない」と強調しています。

 同じ労働環境でも、メンタルヘルスに不調をきたす人もいれば平気な人もいます。

 不調になった従業員に取った、人間関係や仕事量の負荷といった職場の環境因子大きなストレスになっているのか、または本人の元々の体質やパーソナリティーが原因の多くを占めるかで、解決の道筋は異なるといいます。これらの原因を早期に見極め、適切に対処することが重要だそうです。

 従業員に対する安全配慮義務の観点から、管理職はメンタルヘルスに関する研修を受けることが義務付けられています。こうした取り組みが進んでいるものの、「従業員のメンタルヘルス不調を認めたときにどう対応すべきか、実効性のある内容ではない場合が多い』と渡辺医師は指摘しています。

 例えばミスをした部下が、当たり前の反応として落ち込んでいるのか、不向きな仕事を強いられることによって「適応障害」を発症した状態なのか、または鬱状態であるか、一見して見極めることは難しいそうです。

ここで問題なのは、管理者が原因を特定できないことではなく、メンタルヘルスの不調が「医療的な介入が必要な問題という発想が抜けていることだ」と渡辺医師は話しています。

 管理者に「落ち込んでいる部下に対して、どう対処するか」と問いかけた場合、「飲みに誘う」「励ます」「人事に相談し、環境を変える」といった答えは帰ってきますが「受診を勧める」との答えは少ないそうです。

 労働環境の改善が進まない理由として、メンタルヘルスに影響を与える因子が仕事継続の意思にどう作用しているかが関係してるそうです。

 藤原准教授は「長時間労働や慢性的な残業をしても、仕事継続の医師には影響がなく、労働者は同じ仕事を継続したいと考える。この傾向は男性で特に顕著だ。これが日本の長時間労働がなかなかなくならない理由の一つではないか」としています。

 長時間労働や慢性的な残業が従業員の仕事継続の意思に影響がなくても、メンタルヘルスを悪化させる。たとえ休業や退職に追い込まれなくても、メンタルヘルスの不調によって4兆円を超える経済損失が出ているとの報告もあります。

 「長時間労働や毎日の残業が、長期的には企業にとって、そして社会全体にとって損であることをもっと知る必要がある」と藤原准教授は話しています。

 逆に言えば、従業員のメンタルヘルスを良好に保つことが、企業にとっては有益だということです。

 渡辺医師は「働く意欲や良好な人間関係、良好なメンタルヘルスは、すべて同じ線上にある。いつもと様子が違う従業員には、医師に診てもらうように勧めることも含めて早期の対応が必要だ」と話しています。

 管理者は従業員のメンタルヘルスの不調を察知し、悪影響を与えているのが人間関係や労働時間といった環境因子なのか、或は本人の体質やパーソナリティーなのか多角的に探る必要があるとこの記事は指摘しています。

 労働時間や仕事量を数値目標に儲けて一律に管理するのではなく、ストレス因子と従業員の特性を照らし合わせるという視点が、これからの管理者のマネジメント能力に必要となりそうだとも指摘しています。

 私の場合、過去に受けた残酷で卑劣極まりない激しいいじめや、元嫁とが引き起こした度重なるトラブルや、私や、私の親族との確執に日々の長時間残業が複雑に絡み合って、今の状態をもたらしたのだろうと思います。私の主なメンタル面での不調として挙げられるのが、まずはどのように睡眠環境や服用する薬を変えても深い眠りにつけないこと・そのため疲労感が抜けずに翌日の仕事に出勤しなければならない状態が続き、仕事に対する憂鬱感がいつも頭の中にあること、そのため、作業内容の変更を伴うような、作業環境の変化を恐れるようになったことが挙げられます。これらの問題を克服するべく、私なりに頑張ってきましたが、夜眠れないというのは、私がいくら頑張ってもなかなか解決するのが難しい問題で、メンタルクリニックの先生に相談して、「夜勤はやらない方がいい」というドクターストップがかかったこともあって、会社の上司を通じて、労務部に相談したわけですが、会社側は「夜勤がしたくない・残業をしたくないから言ってるだけ」だと、まるで私が怠け者のような言い方をされて、正直ショックを受けました。会社はメンタルヘルスの問題に対して真剣に取り組んでくれない・従業員個人のメンタルヘルスよりも、会社の業務遂行の方が大事だと言わんばかりの返事に正直失望しました。私は今の会社に定年まで勤めて、果たして幸福感を得られるのか?今の私の心の中ではそう言った思いが渦巻いています。私はただ、落ち着いた状態で仕事がしたいだけです。それは私の我がままなんでしょうか。

※パーソナリティー→人格という意味