sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

スポーツ記事で思ったこと

 スポーツもウィンタースポーツが終わって、サマースポーツのシーズンに入ってきました。その中で気になることが二つありましたので、私なりの思いを書いてみたいと思います。
 まずは先月末に開幕したプロ野球でのこと。カープVSドラゴンズでの3連戦で、ドラゴンズが2連敗して、3試合目も敗色が濃厚となった試合終盤、ドラゴンズファンの放ったヤジが物議を醸しだしました。そのヤジの内容というのが「原爆落ちて死ね」などというものでした。恐らくこのヤジを放った人物は、ドラゴンズが3連敗しそうだということで、鬱憤がたまっていたのかもしれませんが、自分のファンのチームが負けそうだからと言って、原爆落ちて死ねなどということは絶対に言ってはならないことではないかと思います。原爆の惨禍がどのようなものだったか、歴史の授業で習ったはずですし、原爆によって多くの人命が失われ、大勢の人が今も後遺障害に苦しんでいるというのは、誰もが知っていることです。まして、原爆の惨禍にあった広島での試合。被爆者の方々やご遺族の方々は決していい気がしなかったのではないかと思います。
 残念ながら、このヤジを飛ばした人物の特定はできていないということですが、こういう不快なヤジを飛ばすようなやつは、球場への出入りを禁止すべきではないかという気もします。サッカーでは差別的な発言をするサポーターの入場を拒否できる仕組みがありますよね。それを野球界にも導入してはどうでしょうか。

 そしてもう一つが、大相撲の春巡業での出来事。昨日の舞鶴市での巡業で、舞鶴市長が挨拶をしている途中で倒れて、大勢の人が救護に当たったということです。その中には女性もいて、救急搬送を手伝ったそうですが、土俵は女人禁制という伝統を守ろうと思ったのか、行司が「女性は土俵に上がらないでください。男性にお任せください」などというアナウンスを行って、救護に当たっている女性に対して、土俵から降りるように言ったということです。日本相撲協会は「不適切な発言だった」と陳謝しましたが、我々に謝ってくれなくてもいいんです。救護のために土俵に上がった女性たちに対して、謝罪の言葉を述べてもらいたいと思います。
 また、日本相撲協会に対して私が言いたいのは「伝統よりも命の方が大事」だということです。表彰式では女性知事が土俵に上がることを拒みましたが、ハッキリ言って時代錯誤もいいところです。もし、内閣総理大臣杯を贈る総理大臣に女性がなったらどうするんですか?もし、場所中の土俵で力士がけがをして、緊急搬送が必要な場合、女性医師がいたらその女性医師に任せた方がいいんじゃないですか?ハッキリ言って、この春巡業での出来事は、伝統を守る云々の問題ではなくて、女性差別だと思います。命よりも重く、大切なものはないということをよく考えてもらいたいです。日本相撲協会に根付く女性差別的な風土。相撲は対決するのは力士であり、男性ですが、部屋を切り盛りしているのは女将さんであり、相撲人気を支えるのに、女性の存在が大きいということなど考えてもいないんでしょうね。はっきり言って失望しました。これだから日本の国技でありながら、外国人力士に優勝をさらわれても、悔しいと思う日本人力士が育たないわけだ…。おまけに不祥事だらけですからね。一度、協会の幹部を全部総とっかえしたほうがいいんじゃないでしょうか。