益田を出発すると、すぐに市街地からは離れて、
日本海に沿って走るようになります。益田から幡生の間の
山陰本線は、本線とは名ばかりのローカル線であり、一部
区間では25キロの速度規制が行われており、
山口線の方が、本線としての風格を漂わせています。
県境を越えて、須佐に到着。ここは地質学的に貴重なホルンフェルス断層が見られるところで、独特の地層が幾重にも重なって見られます。
山陰本線の撮影の名所の一つ、惣
郷川橋梁を渡っているところです。
このような
日本海の風景を眺めながら東萩に到着します。ここは幕末から
明治維新のかけての激動の時代の表舞台となったところで、
松下村塾で学んだ維新の時代に活躍した
木戸孝允や
大隈重信など、多くの人材を輩出しました。また、ここは日本の初代総理大臣である、
伊藤博文ともゆかりの深い地であり、多くの歴史的
文化財が残されています。
また、ここは豪華
寝台特急、トワイライト瑞風の停車駅でもあり、隣の
萩駅は歴史的価値があるとして、県の
重要文化財に指定されているほか、日本の鉄道の父と言われる井上勝の出身地としても知られています。
明日は、私が訪れた萩明倫学舎を紹介します。