今朝、7時30分過ぎに家を出た私達。先輩と落ち合う新山口駅に到着して、駅弁を買って、1番線に入ってきたスーパー沖を撮影したあと、8:54分発の下関行きに乗車。山陽本線を新山口より西に向かうのはずいぶんと久しぶりです。その山陽本線の電車を降りたのが厚狭駅で、9:26分に到着。9:51分発の幕末ISHIN号に乗って、美祢線を北上。行きは美祢・於福・長門湯本・長門市・長門三隅・萩に停車して、東萩には11:21分に到着。
私達は、進行方向左側の座席に座ったんですが、その目的は、山陰本線に入ったら見えてくる日本海の景色を楽しむため。途中美祢線内では、沿線にそって流れる厚狭川を何度も渡り、綺麗な風景を楽しむことができますが、この厚狭川が2010年の大雨で氾濫し、美祢線にも多大な被害を与えて、長期運休に追い込まれた経緯があります。今では完全に河川改修工事も終わって、その当時の面影を残すものはなくなっています。
分水嶺を越えて日本海に注ぐ音無側にそって走って行くと、湯本温泉街に入って行って、長門湯本に到着。ここでは下車する人は少なかったです。そして、10:45分に長門市駅に到着。ここで4分ほど停車するので急いで改札に向って切符を見せた上で駅の記念スタンプを捺印。ここから山陰本線に入って日本海に沿って東萩に向います。普段瀬戸内海の風景に見慣れていると、日本海は島が少なく、荒々しい海岸線が続きます。そんな日本海を眺めながら東萩駅に着いたのが11:21分。ここで7分ほど停車して折り返していきます。本当なら萩市の街並みをのんびり見て歩きたいところなんですが、なにしろ本線とは言っても運転本数が少ないので、折り返しの列車に乗らないと家に帰りつくのが大幅に遅くなってしまうので、やむなくすぐに折り返す厚狭行きの列車に乗ってすぐに引き返した私達。帰りの停車駅は東萩を出ると萩・長門三隅・長門市と、美祢線内各駅。途中列車に揺られていると、春の温かい陽気の影響と、お弁当を食べた影響で、眠くなって、しばし惰眠をむさぼってました。目が覚めたのが南大嶺に到着する前。そしてのんびりとローカル列車に揺られて、帰ってきた私達です。
朝、車を駐車場に止めて駅に向って歩いているときに見つけた花。たくさん蕾がついていたので、これからいっぱい咲くんじゃないでしょうか。
新山口駅の旧駅名である小郡駅の駅名標。むかしはおごほりと書いていたようですね。
新山口駅1番線ホームの脇に展示されているSLの動輪。やっぱり直径が大きいですねぇ。
新山口駅1番線に停車中の宮野行と、2番線に停車中の山口からやってきた列車。向って右側の塗装が通称からし・左側がタラコと呼ばれています。
やがて1番線に入ってきたスーパーおき2号米子行き。島根っこがラッピングされています。
車体側面には島根県内の主な観光地が描かれていました。
そして下関からやってきた117系。この車輌が新山口より東に顔を出すことはなく、定期運転では新山口~下関間の運用になっています。私としてはもっと運用範囲を広げても良いような気もしますが・・・。
厚狭駅の2番線ホームにはこのようなものが置かれていました。
そして、やってきた花燃ゆのラッピングが施されたキハ120.主演の井上真央さんが大きく写っていました。ただ、車内は思いっきり普通のキハ120の車内で、観光用の飾りつけなども一切なかったです。もう少し、観光列車としてふさわしい設備があってもよさそうな気がしますが。ただ、車内は大勢の人で賑わっていて、座席はほぼ埋まってました。
分水嶺に近づいて流れの細くなった厚狭川。
どことなく懐かしい感じのする山里の春の風景です。
於福駅では熱烈な歓迎振りを見せていました。
そして東萩駅で見かけた謎のキャラクターが描かれたキハ120を見かけました。
そして厚狭駅に戻って、山陽本線の列車を待っている間に通過していった貨物列車3連発。いずれもEF200が牽引する貨物列車でした。山陽本線を走る貨物列車に限っては、国鉄型はめっきり少なくなりましたね。
その後やってきた13:43分発の岩国行きに乗って新山口に14:18分に到着。こうして今回のショートトリップは終わりました。
駅から駐車場に向う歩道に植えられた花もすっかり春の装いになっていました。