sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

新幹線初の重大インシデント

 博多から東京に向かっていたのぞみ34号が台車枠の破損により、名古屋で運転を取りやめた事故。国の運輸安全委員会の調べで、重大事故につながりかねないトラブルだったとして、1964年の東海道新幹線開通以来、初の新幹線での重大インシデントと認定されました。
 のぞみ34号に使われていた車両はN700Aと呼ばれる車両で、2007年に登場した、比較的新しい車両です。
 のぞみ34号が博多を出発したのが13:33分。博多~小倉間を走行中に13号車で異臭がするという報告があったほか、岡山到着前に客室内にもやがかかっているとの報告がありました。さらには異常な音(唸るような音)がするということで、岡山から担当者が乗車して現認。しかし、この時点で運行に支障なしという判断が下され、京都を出た後にさらに異臭がするという報告があったため、名古屋に到着後、台車を調べてみると、台車枠に亀裂が見つかり、オイルが漏れて焼け焦げたように真っ黒になっていたということでした。
 このトラブルは、最初の報告があった、小倉で運行停止をしていればよかったのではないかと思いますが、名古屋で運転を打ち切るまで、延々3時間以上、いつ脱線転覆してもおかしくない状況で運行が続けられていたことになります。
 現在、トラブルのあった車両は車両基地に移送されて、原因究明が行われていますが、なぜ小倉で運転打ち切りという決定がなされなかったのか、腑に落ちない点がありますね。
 私の会社では、いつもと違うことがあれば、それは異常として、すぐにコンベアーを停めて、操作責任者を呼んで、安全が確認されるまでコンベアーを稼働させてはならないという決まりがあります。
 もし新幹線が脱線転覆でもしようものなら、大惨事になっていたはずです。
 脱線転覆という事故が起こらなかったのを、不幸中の幸いとして、常に安全を最優先させて、新幹線を運行してもらいたいものです