叔母のところに離婚する意思をはっきりついたえて、いくらか気分的にもすっきりとした私。私が離婚に向けた意思が揺るがないと悟った叔母は「もうこれ以上あんたらの起こす騒動に巻き込まれる伊野はごめんじゃからね」そういう捨て台詞を吐いて、私を見送ったんですが、正直、この親にしてこの子ありっていう感じがしました。
一方、私が離婚すると心に決めているとは想像すらしていない元嫁。私を不動産屋に連れて行ってはここの物件はどうかとか、中古で購入する場合、どれくらいの費用がかかるのかなど、そういったことばかり話していました。私は「どうせ離婚するんだから無駄な話なのにな…」そう思ってました。私があからさまに真剣に家を探す・家を買うことをしないため、元嫁が以前と同じ事を聞いてきました。「なんであんたは真面目に家を探そうとはせんのんよ。来年の3月末には家を出んといけんのじゃからね。それがわかっちょるん？何をのん気に考えちょるんか？」と言っていましたが、私ははなから家を探す気持ちなんてないので、繰り返しになりますが「だから言ったろ？俺はお前とは、もうお前とは、一緒に暮らすつもりはねぇって。それを何回言わせれば気が済むんか」そう言い返しました。元嫁は「なんでそんなことを言うんか？そう言ってあんたは家庭を壊すつもりなん？何が一緒に暮らすつもりはないよ。ふざけんでよ」というので、私は「ふざけてるつもりも冗談言ってるつもりもなく、俺は本気じゃけど」そういうと、流石に元嫁も少しは焦りを感じたのか「今まで私がやってきたことを怒ってるんじゃったら謝る。だから離婚するなんて言わんでよ」などといっていましたが元嫁が何を言おうと、もう後の祭り。私の決心は変わりませんでした。そして12月を迎えたのでした。
