リオデジャネイロオリンピック8日目、柔道は最終種目である男子100K超級と、女子の78K超級が行われました。男子の100K超級には、原沢選手が出場。決勝戦まで順当に勝ち上がり、金メダルをかけてフランスの選手と対戦しました。なかなか組ませてもらえない相手に対して苦戦し、開始早々に指導が来て、さらに開始1分にも指導が来て、お互いに技によるポイントがないまま、指導一つの差で敗れて銀メダルでした。この決勝戦は、私も生で見ていたんですが、対戦相手は世界選手権でも何度も優勝経験のある実力者。正々堂々と組み合って、技をかけあって勝負してほしかったですね。相手こそ技をかけられるのが嫌で逃げ回っているように見えたのは、私だけでしょうか。
一方の山部選手ですが、準決勝で敗れて3位決定戦に回りました。3位決定戦では一本勝ちをして、見事銅メダルを獲得しました。このクラスはアテネ大会以降メダルを獲得し続けており、今回も見事にメダルを獲得しましたね。これで柔道は全試合が終了し、日本は男女合わせて金メダル3個・銀メダル1個・銅メダル8個という成績を残しました。男子はすべての階級でメダルを獲得し、前回ロンドン大会の雪辱を果たしましたね。
そしてほかの競技に目を向けてみると、卓球は団体戦が始まり、女子は福原選手・石川選手・伊藤選手の3人で出場し、まずは個人戦で一回戦負けを喫した石川選手が、その悔しさを晴らすかのようにゲームカウント3-0のストレートで勝ち、そのあとに出場した伊藤選手も3-0のストレート勝ち。そして、ダブルスも福原選手と伊藤選手が組んで勝利をおさめ、準々決勝にコマを進めました。
そして、メダルの期待がかかるバドミントンですが、男子ダブルス・ミックスダブルス・女子ダブルス・女子シングルスの奥原希望せんしゅ・山口茜選手、いずれも勝って幸先のいいスタートを切りました。前回は藤垣ペアで銀メダルを獲得しましたが、今大会では、世界ランキング1位の高松ペアが出場するなど、世界ランキング上位の選手をそろえているだけに、複数の種目でメダル獲得が期待できるんじゃないかと思います。
そしてテニスの錦織選手ですが、今日はフランスの選手相手に苦戦しましたが、準決勝進出を決めましたね。準決勝の戴せない手は、前回金メダリストのアンディー・マレー選手。対戦成績は1勝6敗と負け越していますが、ここまで来たら、実力差はそんなにないと思います。ぜひとも準決勝も勝ち進んで、決勝戦に行ってもらいたいですね。これからもまだまだ楽しみな協議が目白押しのリオオリンピック。さらなるメダル量産を期待してます。がんばれ~ニッポン。