今日の午前9：31分ごろ、北朝鮮がトンチャンリにあるミサイル発射場から、人工衛星と称する飛翔体を打ち上げたことが明らかになりました。これは北朝鮮による事実上の弾道ミサイルだとされており、第一段ロケットが韓国の西の海上・カバーが東シナ海の海上・第二段ロケットがフィリピンの東のルソン島沖の海上にそれぞれ落下したものとみられています。今後、アメリカや日本・韓国・中国などの関係国の間で詳しい分析が行われると思われますが、果たして今度のミサイルの打ち上げが、前回の打ち上げの時よりどれくらい技術的に進歩しているのか、しっかりと見極める必要があるように思います。
関係各国が強く自制を求めてきた中での打ち上げの強硬。かつて、蜜月の間にあったとされる中国との関係悪化を招いてまで、ミサイルを打ち上げた背景には何があるのか、私たちには到底理解しがたいものがありますが、隣接する韓国はさらに強硬な態度で、厳しい制裁措置を採択するように求めるものとみられるほか、日本も同様に厳しい制裁措置をとることを国連安保理に求めるということで、北朝鮮のさらなる孤立化が進むのではないかと思います。
それにしても、北朝鮮が打ち上げたこの花火。支払う対価は、あまりにも大きいのではないかと思います。そして、この打ち上げにかかった費用を、国民生活のために使っていれば、あれほど国民が生活に困窮することはないだろうに…。そう思う私です。国民が生活に困窮する中で、あのぶよぶよに太った金正恩。国民の生活を犠牲にしてまで、ぜいたくな暮らしをして、自分にとって少しでも都合の悪い側近は、容赦なく粛清してますます独裁色を強めていますよね。本当に恐ろしい人物であり、国家だと思います。これで北朝鮮による、拉致被害者の問題の解決もますます遠のくのではないかと思います。国際社会は毅然とした態度で、北朝鮮に対して制裁を科すべき時期に来ているのではないかと思います。
