北朝鮮は9日午前3時17分ごろ、西武の平安南道平城付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射しました。韓国軍合同参謀本部が発表しました。ミサイルは日本を飛び越えず、日本海の日本の排他的経済水域内(青森県の西およそ250㌔)落下したものとみられています。米韓両国がミサイルの詳細について分析を進めています。
韓国軍によれば、ミサイルの最高硬度は4500㌔、飛行距離はおよそ960㌔だということです。飛行距離を縮めるために高角度で打ち上げるロフテッド軌道を取ったとみられています。高度や飛行距離から見て、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を使ったものとみられます。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、中距離弾道ミサイル「火星12」(射程4500~5000㌔)が日本を飛び越えて太平洋上に落下した9月15日以来です。国際社会は、米軍が11月に原子力空母3隻を挑戦は島近海に派遣するなど、北朝鮮の挑発を強く警戒しており、朝鮮半島情勢がさらに緊張するのは避けられないとの見方が出ています。
ミサイルは途中で3つにわかれたとの情報もあるということです。
北朝鮮は9月末、平壌近郊の兵器工場からICBM「火星14」(射程約13000㌔)の改良型とみられる機体を搬出していました。日米韓は、北朝鮮内で27日から、弾道ミサイル発射の際に観測される電子信号が発信されている事実を確認し、警戒していたところです。
またも北朝鮮によるミサイル発射が行われました。安倍総理は北朝鮮に外交ルートを通じて強く抗議したと言っていますが、何の効果も出てないですよね。これで北朝鮮をめぐる緊張は一層高まるものとみられますが、私としてはこれだけ圧力を強化してもミサイル発射が行えるだけの資金があるということは、どこかに資金源があるからで、その資金源を断つためには、労働者の北朝鮮国外での就労を禁止するなどの措置が必要かと思います。北朝鮮労働者が稼いでくる外貨が主な収入源の一つとなっており、そこを絶たない限りはさらにミサイル発射が続くのではないかと思います。
その一方でここ最近、北朝鮮からとみられる木造船がいついで漂着していますが、ニュース映像を見る限りでは、よくこんなぼろ船で出漁したなぁと思えるような船ばかりで、北朝鮮の一般市民の生活の困窮ぶりが浮き彫りになっているような、そんな気がします。こういった漁に出るのは、下級兵士も多いとかで、末端の兵士は生活に困窮しているといわれていますが、金正恩はあれだけブヨブヨに太った肉の塊と化している中で、一般国民はやせ衰えて、明日の生活もままならない、夢を見ることも出来ない生活を送っていることを考えると、何か手を打たないと北朝鮮国内で餓死者が増えるだけになってしまうのではないかと思います。