sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

授業参観

 今日は息子の学校の授業参観日。私は2時間目の数学の時間を見てきました。動物の絵を10枚ほど貼り付けて、この動物は左から何番目?とか、右から何番目?とか、右から何番目の動物はなんていう動物?という、左から・右から何番目という、ものの数え方を習ってました。今までは数の大きい・小さいという概念を勉強していたんですが、最近では上下・左右何番目になにがあるとか順番という概念を習っているようです。これは、今まで家出もやったことのない学習方法だったので、ちょっとアレンジを加えるといえでもできるかなぁと考えているところです。たとえばトランプを使って左から5番目の数字はなに?とか、そういったやり口で、家でもできそうな感じがしてます。家でも、トランプを使って数の大小の概念は今まで教えてきましたが、これからはこういったやり方もトライしてみる価値がありそうです。
 そのあとは茶話会があって、お茶を飲みながら、プレジョブ活動についての話がありました。プレジョブとは簡単に言うと職場体験学習のような漢字で、学校の近くのスーパーやガソリンスタンドなどで、商品の補充などを体験するカリキュラムです。
 
そのことについて、今日配布されたプリントを書き込みしますね
①Why「なぜ必要か?
1 障害のある子供たちは、地域の人たちと触れ合う機会が少なく、「人の役に立つ喜び」「素敵な人に出会い、自分の世界が広がる喜び」「自分の存在を喜んでくれる人達がいること」を知らずに育っている現状がある。
 小学校の頃は、それぞれの支援学級に通っている子供も多いので、健常児とのふれあいの場も多いのですが、中学校になると、支援学校を選ぶ人が多いため、健常児との交流が少なくなるのが現状で、これは私の息子の場合にも当てはまります。息子も小学校の頃は、支援学級に通っていたので、健常児が休み時間になると遊びに来ていたので健常児とのふれあいも多かったんですが、中学校になって支援学校に通うようになると、同年代の健常児とのふれあいの時間はガタンと少なくなりました。健常児・者との交流を深めるためにも必要なことだろうと思います。
2 地域住民とのつながりが薄くなり、地域で助け合う関係が持ちにくくなり、地域の力が弱っている→他校との交流も少なくなり、地域との関わりも少なくなっている。
 
②Whatその目的は何か?
1 障害のある子供たちが、学校を卒業後も自分の生まれ育った地域で、地域の構成メンバーとして大切にされて、生きていけるようになるため。
2 障害のある子供の可能性を引き出すため
3 障害のある子供を通じて、地域住民が交流し、繋がりを強くするため。→これは基本的に楽しくすることが大切で、無理強いはしないことが重要です。たとえば、商品の入れ替え作業をやっていて、だんだん飽きてきたら、大きな声を出したりする子供さんもいます。これはもう嫌だというサインなので、時間が決まっているからとか、そういうことで無理強いをさせると本人がつらい思いをするためです。
 
③Whereどこでするのか?
1 体験活動・・・生まれ育った地域の働く場
例→コンビニ・スーパー・宅配業・加工業・印刷業・病院・ガソリンスタンド・畑作業・パソコン入力・団体施設・公共施設の手伝いなど
2 定例会・・・公共施設など、人が集まれる場所
 
④Whenいつするのか
1 体験活動・・・1週間に一度1時間を6ヶ月
2 定例会・・・月に一度決まった時間
 
⑤Who誰がするのか
1 体験活動・・・地域に住む生涯のある子供たち(小学5年生から高校3年生まで)
ジョブサポーター(ボランティアで、体験活動のサポート)
2 定例会・・・体験者・ジョブサポーター・働く場の関係者・保護者・学校の先生・地域の関心のある人。
 
⑥HOWどんな方法でするのか?
1 体験活動・・・地域の働く場を活用し、今できることことをさせる。毎回活動をする度に記録を取る。(本人・保護者・働く場の関係者・サポーター)
2 定例会・・・関係者が集まり、体験活動の報告などを通じて子供たちの成長を喜び合う
 
というのがおもな狙いです。障害のある無に関わらず、いずれ親の元を離れて自立していかなくてはいけないときが、必ずやってきます。そういうときのための予行練習としても、すんなりと地域に受け入れられるように必要なことだと思います。
 
次に書くのは、今日体験談を話された小学部6年生の男の子のお母さんのことをまとめたものですが、聞いていた私もなるほどと感じることが多かったです。
 
プレジョブに参加されて
①親も知らなかった能力を発見することにもつながる
②そのほか、今まで気づかなかったことに気づかされることが多い
③この職場体験学習は、習い事と同じ感覚で良い
④親が知らない子供の様子を知る上で、非常に大切な時間
 
ということを話されてました。職場体験学習と言っても、雇用関係ではないので、あまり緊張しなくてもいいのかなと思いました。たぶん、学校や家では見ることができない・見せることのない表情をしているんでしょうね。家庭でもない・学校でもない環境におかれて、子ども自身が知らなかった世界に触れるとき、一体どんな顔を見せてくれるのか、私としても興味があります。息子もあと2年ちょっとで学校を卒業して、また新しい環境へと旅立っていきます。そんな時、やはり地域のつながり・絆は大切にしたいですね。