2学期が始まって、しばらくすると小学校の運動会がありました。息子も健常児に交じって一生懸命ダンスをしたり、と競争に参加したり、いろいろと頑張ってました。息子が私たちの前を通過すると、次男も声を張り上げて「兄ちゃん頑張れー」と懸命に応援をしていました。息子は走って、スタートからゴール地点に向かうという概念がなかったので、連取では、何回も支援学級に先生に手を引っ張ってもらって、練習を繰り返していました。そして迎えた本番当日。息子が健常児に交じって、一人でスタート地点に立っていました。2年生までは先生に一緒に走ってもらわないとゴールできなかったんですが、この運動会では自分一人でスタート地点に立っている。それだけで感動モノでした。これもひとえに先生方や、息子と同じ学年の子供たちや、同じ支援学級に通う子供たちのおかげだと思っています。結果は断トツのビリでしたが、順位なんてどうでもよく、スタートから走り出して、きちんとゴールできたことが本当にうれしかったです。そして綱引きでは、息子もありったけの力を振り絞って、懸命に綱を引っ張ってました。
お昼は私たちがお弁当を広げていると、子供たちが大勢やってきて、「Kちゃんと一緒にお弁当食べてもいい？」というので、私が「お父さん・お母さんにきちんと言っておいで。心配すると思うから」というとみんな「はーい」と返事をして、みんなで集まってわいわいがやがやとにぎやかにお昼を食べました。やってきたのは、息子が幼稚園の時代からお世話になっている子供たちでした。子供たちも息子のことはよく理解してくれていて、いろいろと話しかけてくれたり、遊び相手になってくれたりしていました。そんな子供たちの友情にも恵まれた運動会。お世話になった先生や子供たちのことは、私にとっても大切な宝物です。
