sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

24時間テレビを見て

 今年も昨日から、24時間テレビの放送が始まりましたね。私は仕事や次男と一緒に食事に出かけていたので、オープニングを見ることができなかったんですが、今日、車の中や熊毛の実家のテレビで時折24時間テレビを見てます。その中で紹介される色んな障害を背負った人たちの頑張りや、病気や震災等でこの世を去ってしまった人たちが残したメッセージや、生きることの大切さを紹介されてます。義足で屋久島の縄文杉を見るために山を登った少女や、震災で離れ離れになってしまった福島の子供たちが力を合わせて富士山登頂に挑戦するところ、病気と必死に闘いながらよさこい踊りに参加したい・学校に戻りたいと願って闘病生活を送りながら、10歳でこの世を去ってしまった少女の話を見聞きすると、私たちも、命ある限り何事にも頑張らなくてはいけんなという気にさせてくれます。
 色んな障害を抱えている人たちがいろんなことに挑戦する姿を見ていると、つい私も息子のことを重ね合わせてみてしまうんですが、息子も今までいろんなことにチャレンジしてきました。今では息子の趣味のひとつになっているドラムの演奏や、色んなところに旅をしたこと。いろんなチャレンジをしてきたからこそ今の息子があるんだろうと思います。
 初めて息子を長期の旅行に連れて行くと宣言した2011年夏。このときはみんな1週間に及ぶ電車を乗り継いでの旅なんて絶対無理だといってました。しかし、本当に無理かどうか、やってみなければ分らないし、やらないうちから無理だと決め付けてほしくないという思いもあって、連れて行くと両親や周りのみんなを説得して連れて行って、無事に帰ってきて、学校にお土産を持っていって息子の学校の先生や保護者の皆さんから「チャレンジャーじゃね~」といわれました。確かに障害を抱えた息子を連れての電車を乗り継いでの旅は、始発駅で電車のドアが閉まってから、終着駅についてドアが開くまでの間、何かあったらすべて自分で問題を解決していかなければならないという思い責任を負いますし、息子にとっても私にとっても未知数なところもありました。でも、何が起こるかわからないからだめだといって尻込みするのは、息子の将来の自立ということを考えたときに、親がいないと何もできないという状態にだってなりかねません。私がいつまでも今のまま年をとらなければそれでも済みますが、私のほうが確実に先に年をとって死んでいきます。もしそうなったときに自分のことは自分で出きる。そういう風な形に少しでも近づけたらいいなと今も思っています。
 毎年24時間テレビを見て思うのが、障害を抱えた人や、数々の困難な問題に直面している人がいろんなことに挑戦するのを見ていると、みんながチャレンジャーなんだよなということです。そう、自分の未来は誰かに切り開いてもらうものではなく、自分自身の手で切り開いていくものなんだよ。今回も24時間テレビを見てそう教えられた様な気がします。