昨年、京都府亀岡市の路上で起きたあの痛ましい事故から今日で一年となりました。登校班の小学生の列に無免許で夜通し車を運転し、休憩もほとんど取らない状態で突っ込んで小学生と付き添い出歩いていた女性と女性のおなかの中にいた赤ちゃんがなくなりました。
この事故で加害者の少年は自動車過失運転致死傷の罪に問われて、京都地裁で懲役7年の判決が下されました。しかし、｣一般人の考えからすると、自動車事故の中ではもっとも思い危険運転致死罪なんじゃないのかと思うのですが、検察側は無免許であっても相当な運転技術があったという理由で、危険運転致死罪の適用を見送り、自動車運転過失致死傷での立件･起訴となったわけですが、その罪で最も重いのは8年です。それすら届かない判決に遺族や被害者は納得できないと思います。
相当な運転技術があったから危険運転ではないというのならば、車の運転免許なんていらないし、道路交通法も意味のないものになると思います。それに夜通し休憩もろくに取らず運転を続けて事故を起こしたというのは危険運転に当たらないのかという気がします。あの事故を危険運転といわないのであれば何が危険運転なのか聞いてみたいです。
亡くなった小学生の子供たちは、将来にどんな夢を抱いていたのか、付き添いで歩いていた女性はこれから生まれてくる赤ちゃんとどんな生活を思い描いていたのか。それを思うと車を造る製造現場で働いているものとしてやりきれない思いがします。本当に皆さんにお願いです。絶対に車を凶器に変えないでください。
