2022年の北京オリンピックで、フィギュアスケートの団体メンバーで、ロシア代表として出場して金メダルを獲得した、カミラ・ワリエワ選手のドーピン違反事件で、スポーツ仲裁裁判所（CAS）は、4年間の資格停止処分を認める裁定を下したと発表しました。これにより、フィギュアスケートの団体で獲得した金メダルは剥奪され、アメリカが金メダル、日本が銀メダル、カナダが銅メダルを獲得する事になりました。ワリエワ選手は2021年のロシアでおけなわれた大会以降の記録がキャンセルされて、2021年のロシアでの大会以降に獲得したメダルや賞金、賞品などは全て返却しなければならなくなります。
これで、北京オリンピックのフィギュアスケート団体のメダル授与式が行われてなくて、メダルを獲得した選手に渡されてない状態が解消されるものと思います。一部報道によれば、パリオリンピックでメダル授与式が行われるのではないかと言われていますが、大勢の人に祝ってもらえるような、なんらかの救済措置があってほしいなと思います。やはりオリンピックを目指して頑張った結果、メダルを獲得したわけですから。
※ 今朝（1月31日）の報道では、ワリエワ選手のショートとフリーの演技の得点のみが無効になり、他の選手の特典は有効とされ、ロシアは銅メダルとなる決定が出され、4位のままのカナダがチーム全体の得点を無効とすべきと反発しており、ロシアはロシアで反発しているみたいですね。私としては、国家ぐるみでドーピングを行なっていた経緯もあり、チーム全体を失格としていいのではないかと思います。
