sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

娘に性的暴行・逆転有罪

 2017年に愛知県で当時19歳の実の娘に性的暴行をしたとして、準強制性交罪などに問われた被告の男(50)の控訴審判決で、名古屋高裁(堀内満裁判長)は12日、無罪とした1審・名古屋地裁岡崎支部の判決を破棄し、懲役10年(1審の休憩は10年)を言い渡しました。

 被告は17年8月に勤務先の県内の会社で、9月に県内のホテルで娘と性行したとして起訴されました。同罪は、相手を抗拒不能(身体的・損利的に抵抗するのが著しく難しい)の状態にさせたり、その状態につけ込んだりして性行為をした場合に成立するため、抗拒不能の認定が争点でした。 

 1審は19年3月、性的虐待を拒めた経験などもあるとして「被告の意向に逆らうことが全くできない状態とは言えない。抗拒不能とは認められない」と無罪判決を言い渡しました。

 これに対して堀内裁判長は、中学2年ごろから意に反する性的行為を繰り返されたことで「抵抗する意思を奪われ、抗拒不能状態であったことは優に推認される」と結論付け、1審は決を覆しました。

 被害女性の代理人を務める岩城正光弁護士は判決後。「被害者の気持ちを受け止めった常識的で良識的な判決」と話しました。名古屋高検の河瀬由美子次席検事は『検察官の主張が認められた適正・妥当な判決だ』とコメントしました。被告の弁護士は判決後の取材には応じませんでした。

 

 被害者の女性は判決後、代理人弁護士を通じてコメントを出しました「今日の判決が出て、やっと少しほっとできる」と受け止めています。同様の被害で苦しむ子供には「勇気をもって一歩を踏み出して」と訴えました。

父親から受け続けた被害について「逃げられなかった一番の理由は幼少期に暴力を振るわれたから。次第に感情がなくなり、人形のようだった」と振り返りました。「弟たちが苦労する、生活が大変になるかもしれないと考え、嫌でも仕方なくじっと我慢するしかなかった」そうです。人生を壊した父親に対し「許すことは絶対になく、二度と姿を現してほしくない」と訴えました。

 2019年3月の無罪判決の際は「取り乱して、荒れまくった」そうです。一方、判決後のフラワーデモの広がりには「性被害は言い出しにくいが、言い出せる人が出てきた。私の訴えでた苦しみも意味のある行動になった」と感じたそうです。

 

 実の娘に対して性的暴行を加える…。一体何考えてるんでしょうね。大切な娘であるはずなのに、なぜそういったことを行ったのか。自分の娘を快楽を求めるだけの道具としてしか見ていなかったのか。こういった性犯罪者って、大概他にも恐喝とか、恫喝みたいなこともやってるんですよね。

 この女性にとって、1審判決は到底受け入れられるものじゃなかったと思います。親の性的関係を迫られたら、怖くてとても、拒否することなんてできませんよ。拒んだこともあったのかもしれませんが、すべて拒否なんてできるはずもなく、何故このような判決が出たのか、首を傾げたくなりますね。どんな理由があったとしても、虐待や、性的犯罪が許されるはずはありません。正当化も出来ません。どうかこの女性が心安らぐ人生をこれから歩んでいくためにも、二度とこの女性の前にこの男が現れることがないように願っています。