sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

アメリカ著名人の間で蔓延る性的暴行

 昨日のヤフーニュースで、元体操のオリンピック選手で、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得した女性選手の性的暴行にまつわる記事が掲載されていました。
 アメリカ体操連盟(USAGymnastics)の元チームドクターが、性的暴行と児童ポルノ所持で有罪となっている裁判で、アメリカ代表としてロンドンオリンピックで金メダルを獲得したマッケイラー・マロニーさんが「終身刑がふさわしい」と厳罰を求めています。

 この件では、連盟で長年トレーナー兼コーディネーターを務めたラリー・ナサール被告が、治療と称して若い選手に暴行を加えたことなどが明らかになっており、被告は児童ポルノ所持と計10件の性的暴行で罪を認めています。このうち児童ポルノ所持に対する量刑判決が、7日にミシガン州の裁判所で言い渡されます。

 その判決を前に、マロニーさんは連邦裁判所に提出する被害者の影響を記した報告書の中で「あの男は私の信頼を汚し、肉体を汚し、私の心に二度と癒えない傷跡を残しました。ラリー・ナサールには終身刑がふさわしいと考えます」と綴っています。法廷文書によれば、児童ポルノ所持について、検察は禁錮60年を求めているそうです。

 世界選手権で3個の金メダルを獲得しているマロニーさんは、女性の性的被害告白を促す「♯Me Too(私も)」活動の中で、早い時期に被害を公表。他には同じくオリンピック選手のアレクサンドラ・レイズマンさん、ガブリエル・ダグラスさんなどが被害を明かしています。

 マロニーさんは、13歳の時から現役を退くまで被害が続いたと話し、「ロンドンでも起きました。団体で金メダルを獲得する前のことです。銀メダルを取る前にもありました」と、団体で金、跳馬で銀を獲得したロンドンオリンピック期間中も被害に遭っていたことを明かしています。

 マロニーさんの母親も、裁判所にあてた手紙で「娘は変わってしまいました。明るく、前向きで、愛らしい世界有数のアスリートだった子が、まだ若いのに酷く塞ぎ込み、時には自暴自棄になるようになってしまったのです」と話し、ナサール被告が原因で娘の人柄が変わってしまったことを訴えています。

 ここ最近アメリカのスポーツ選手やハリウッドスター、ニュースキャスターなど、様々な分野で活躍する女性の性的暴行やセクハラ行為が取りざたされていますが、なぜこのような被害が続出しているのか、深く掘り下げていく必要があるように思います。
 まだ駆け出しのころのスポーツ選手やハリウッド女優などはチームや俳優の育成方針には逆らえないと思います。スポーツ選手や女優などは、早く一人前になりたい。世界で活躍できるようになりたいという思いもあって、まず自分より立場が上の人物には逆らえないでしょう。そうした弱みにつけ込んで、恐らく性的暴行を加えているんだろうと思います。今まで発覚しなかったのが不思議なくらいですが、これがアメリカの現実なんでしょうか。女性蔑視も甚だしいです。
 
 私もロンドンオリンピック体操競技を見ていましたが、金メダルを獲得して誇らしげに表彰式に臨む姿の裏では、このような悪質な事件が起きていたなんて想像すらできなかったです。
 被害を受けた選手たちも、オリンピックどころではない精神状態だったのではないでしょうか。本当に許せない犯罪ですね。
 本来、スポーツ選手やハリウッドスターは、見る側のものに夢や感動、希望を与えてくれる存在であり、チームドクターやプロデューサーは表舞台で活躍する選手や俳優さんを裏で支えることが主な仕事なはずです。自らの立場を悪用しての犯罪は、厳しく罰せられるべきです。