sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

JR北海道の経営改善策へ提案

 経営難にあえぐJR北海道。自社では単独で維持することが困難な路線を公表するなど、窮状を訴えて、国からの支援なども得て経営を改善しようという動きがみられるようになってきました。
 ここで私の個人的な考えではありますが、経営改善策を考えてみました。
 まず、廃止すべき区間に指定された根室本線富良野から新得までの区間。この区間は北海道第二の都市旭川と道東を結ぶ最短経路であり、旭川から富良野線根室本線経由で帯広や釧路に向かう定期特急列車を走らせてみてはどうでしょう。朝と・昼・夕方に一本ずつくらい設定して、厳冬期でも安定した輸送実績のある261系を投入して運転すれば帯広まで2時間前後・釧路まで3時間半前後で到着できるのではないかと思います。
 また、インバウンドの観光客向けに札幌→南千歳→新得富良野→滝川→札幌というルートで、観光列車を走らせて、沿線の雄大な景色を堪能できるようにしてはどうでしょうか。観光列車では、スピードは重視しなくてもいいと思うので、沿線の観光地で観光を楽しめるようにダイヤを設定すれば、定時性も高いので安定した利用客が見込めるのではないかと思います。南千歳では、航空機利用者の需要も取り込めると思うので、観光客にも喜ばれると思いますが…。
 
 そして、廃止対象とはなってませんが、函館本線の通称山線区間についてですが、この区間の利用促進策として、まずは小樽止まりとなっている非電化区間の列車を札幌まで直通させてはどうでしょう。そうすると羊蹄山の登山基地である倶知安や、ニセコアンヌプリの最寄り駅であるニセコとのアクセスも良くなり、利用者に喜ばれると思います。

 また、最後に旭川止まりとなっている快速なよろ・特別快速きたみについてですが、こちらも札幌まで延長運転してはどうでしょうか。ご存知の通り、札幌と旭川の間は、高速バスとの熾烈なシェア争いが展開されており、料金の面では特急カムイやライラックは不利な立場に立たされています。そこで、特別料金が不要な、これらの快速列車を札幌まで延長運転すれば、高速バスにとっては大きなライバルになるのではないかと思います。速度は特急みたいに高速で運転しなくてもよく、90㌔から100㌔前後で走らせて、特急よりも札幌都市圏で小まめに停車して、乗客の乗車チャンスを拡大させれば利用率アップにつながるのではないかと思います。
 このような施策を実施したばあい、新たにディーゼル車を増備する必要がありますが、利用客の増加につながるのではないかと思います。
 いずれにしても、いかにJR北海道の列車に乗ってみたいと思わせるような施策が行われるかが重要なカギとなるのではないでしょうか。