sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

小6焼死、再審開始

 大阪府東住吉区で1995年、小学6年生だった女児が焼死した火災で、大阪高検は27日、女児の母親である青木恵子(51)さんと、内縁の夫だった朴龍晧(49)さんの裁判をやり直す最新再開を認めた23日の大阪高裁の決定について、最高裁に特別抗告しない穂威信を固めました。今後、再審公判が開かれる見通しで、2人は無罪になる可能性が高まりました。特別抗告の要件は、判例違反や憲法違反などがあった場合に限られます。
 捜査関係者によると、大阪高検最高検と協議するなどして対応を検討しましたが、大阪高裁決定を覆すことは困難と判断したとみられます。特別抗告期限に28日を経過すると、再審開始決定が確定し、大阪地裁で再審が始まることになります。
 戦後に発声し、死刑か無期懲役の判決が確定した事件で再審が始まったのは8件あり、いずれも無罪が確定しています。
 2人は95年2月に自宅車庫にガソリンをまいて放火し、青木さんの長女のめぐみさんを焼死させたなどとして逮捕されました。大阪地裁が99年に殺人罪などで無期懲役の判決を言い渡し、2006年最高裁で確定しました。
 今月23日の大阪高裁決定は、2人の弁護団による燃焼実験の結果などを新証拠として評価し、「自然発火の可能性を否定できない」などとして、再審開始を認めた12年の大阪地裁の決定を支持。刑の執行停止も認め、大阪高検は異議を申し立てましたが、棄却されました。

逮捕から20年ぶりに釈放された青木さんは27日、奈良県内のめぐみさんが眠るお墓を訪れて、静かに手を合わせたということです。この日は長男(29)とも再開しており、2人で墓を訪れてめぐみさんが好きだったひまわりの花を手向けたそうです。

無実の罪を着せられて20年もの間刑務所に服役して、ようやく認められた再審決定。奪われた20年はあまりにも長すぎます。娘さんを不慮の事故で失ったうえに、悲しみに打ちひしがれているところに、追い打ちをかけるような逮捕劇。まわりからは殺人者という目で見られて、大変つらかっただろうと思います。こういった冤罪事件が起こる背景には、思い込みによる捜査もあると思いますが、このような冤罪事件が二度と起こらないように、検察側はこの事件を教訓にしてもらいたいと思います。
 亡くなった娘さんもかわいそうですが、ある日突然母親と父親を奪われてしまった長男さんもかわいそうです。これから、親子で明るい人生を歩いて行ってもらいたいなって思う私です。