ノーベル平和賞にI CAN

 今年のノーベル平和賞に、今年7月に国連で採択された核兵器を違法とする核兵器禁止条約の成立で主導的役割を果たしたとして、核兵器廃絶国際キャンペーンICAN(本部:ジュネーブ)に授与すると発表しました。ICANは核兵器の非人道性を訴え、広島や長崎の被爆者や日本の平和運動の中心的存在である日本原水爆被害者団体協議会と連携して運動を展開していました。

 核軍縮関連では09年に核兵器なき世界を唱えたオバマアメリカ大統領が受賞して以来です。
 アンデルセン委員長は授賞理由で「核兵器の使用が人道上破壊的な結果を導くという危険性を訴え、核兵器禁止条約の制定に向け革新的な努力を尽くした」と述べ、条約制定に向けてNGOとして多国間交渉を積極的に支えた役割を評価しました。広島で被爆した日本被団協の藤森俊希事務局長(73)は今年3月国連本部の議場で被爆者代表としてスピーチ。核兵器禁止条約の前文には「被爆者の苦しみと被害に留意する」との文言が盛り込まれました。
 日本政府はアメリカの同盟国として「核抑止力」を全面否定する条約の交渉会議に不参加。採択もしていません。

核兵器を禁止する主導的役割を果たしたNGOが平和賞を受賞することが決まって、これで核兵器廃絶に向けた勢いがつけばいいなと思うんですが、今現在、核兵器保有している国はアメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国・インド・パキスタン北朝鮮イスラエルと広範囲に広がっています。
 特に北朝鮮は核軍縮に真っ向から挑戦するかのような威嚇と挑発行動を繰り返しています。このような中で、こういった団体のノーベル平和賞の受賞は、核軍縮に向けた第一歩と考えるべきでしょう。今一度私が世界の核保有国、或いは核兵器を持とうと考えている国の国家元首に訴えたいのは、広島・長崎に原爆が投下された時に、あのきのこ雲の下で何が起きていたのか、まだ被爆者の方々がご存命なうちに訪れて、あの過酷で地獄のような体験談を聞いて、平和祈念館を訪れて、自分の目と耳でじかに知ってもらいたいと思います。1945年8月6日午前8時15分と、8月9日午前11時06分に起きたことをつぶさに見てもらいたいです