sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

存続の厳しいJR北海道

 今年の12月でJR北海道留萌本線の留萌→増毛間が廃止されるほか、石勝線の夕張支線も地元が廃止に向けて動き出すなど、JR北海道の路線を取り巻く環境は厳しさが増しています。その一方で、JR北海道が運行する非電化区間の主力のローカル列車はいまだにキハ40系です。この車両、ローカル列車の近代化に大きく貢献した車両ですが、JR北海道の非電化区間では、オーバースペックなのではないかと思いますし、厳しい自然条件の中での運行であることから、老朽化も著しいといいます。その反面、JR北海道にはJR西日本のキハ120系やJR九州のキハ125系などのような軽快気動車が在籍していません。キハ150国鉄末期に投入されたキハ54は閑散線区の運用につかせるには大型すぎます。
 私としては、JR北海道の閑散線区用の車両には、キハ120系のような小型軽快気動車の導入が必要不可欠なのではないかと思います。
 その一方で、国内のほかの地域では見られないような、雄大な自然を満喫できる路線が数多く存在することも確かで、そのような貴重な財産を生かさない手はないと思います。例えば、根室本線の滝川と釧路の間を走る鈍行列車に食事と景色を楽しめる車両を導入するとか、特急列車でも移動時間が長くかかるため、かつてJR九州が特急つばめで営業していたビュッフェを連結するとか、JR北海道の列車に乗ってみたいと思わせるような営業手法を考えていく必要があるんじゃないかと思います。今のJR北海道では、乗ってみたいと思わせるような列車が少ないように思います。
 JR北海道は、営業の面や車両設計の面で、同じく経営的に厳しいとされたJR九州の例を参考に、もっと積極的な旅客獲得のための施策を打ち出してもいいように思います。このままではJR北海道の路線の大半が廃止されてしまうのではないか?そう思う私です。