2005年8月1日、統一教会の合同祝福結婚式に参加させられた私は、この儀式の間、頭の中で「オレはいったい韓国にまでやってきて何をやっているんだろう」「ひょっとしたら今まで貯えた、多額の現金がこいつらの手に渡っているんじゃないか?」など、そういったことが駆け巡っていました。「俺がこの統一教会の合同祝福結婚式に出る意味って一体…」儀式の間、自分が置かれている状況を必死で整理しようと考えたんですが、何をどう考えてもいい状況とは思えない事態に、私の頭は混乱するばかりでした。そして何も整理ができないまま祝福結婚式は終わって、再びホテルに戻ってきて、今度はホテルの大広間でとうげん棒と呼ばれる長さ50センチくらい、太さが10センチくらいの棒でお互いのお尻あたりを叩くという儀式が行われたんですが、何も考えがまとまらない中で、ただ一つはっきりしていたのは、元嫁が私を裏切ったこと。主催者の言うところによると、「遠慮はしないで思いっきり叩いてください」ということだったので、憎しみを込めて、思わず元嫁が痛みに顔をしかめるくらいに思いっきりその棒でたたいてやりました。叩いたというよりは引っ叩いたって言ったほうが正しいかもしれません。