sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

所在不明児13都府県で18人

 今日の新聞のトップ記事に掲載されていたこのニュース。二人が殺害された可能性もあるということで、同じ子を持つ親としても、他人事では済まされないなという気がしました。

厚労省の2014年の調査で所在不明とされた18歳未満の子供およそ2900人のうち、その後の2年近い追跡調査でも、13都府県の18人が取材不明だということが分かったそうです。
 この中には、警察の捜査で、殺人事件に巻き込まれた疑いが浮上した東京都新宿区と福岡県久留米市の二人も含まれているそうで、ほかの16人も危険な状態にある可能性があり、自治体は警察と協力して安否確認を急いでいるということです。

14年の厚労省の調査は、児童虐待防止を目的に初めて実施されました。14年5月時点で2908人が所在不明とされましたが、追跡調査で多くの子供は転居や出国の記録が見つかり、2014年10月で141人、昨年6月で34人に減少しました。その後も入国管理局への照会作業などが進み、16人の所在が確認できましたが、18人がいまだに所在不明だそうです。
 このうち、新宿区に住民票があった06年出征の男児は昨年6月、母親が相模原市内で遺体で見つかりました。死体遺棄の罪で有罪判決(確定)を受けた母親の元交際相手の佐藤一麿容疑者(30)が20日に母親の殺人容疑で逮捕されましたが、男児の所在はわかっていないそうです。
 04年出生の久留米市男児は、0歳で予防接種を受けた記録があるだけで、小学校にも通わなかったそうです。厚労省の調査を受け、児相が警察に届け出て捜査が行われた結果、吉富和彦被告(47)母親の殺害容疑で逮捕され、今月12日に起訴されました。男児とみられる乳児と母親の遺体が佐賀県内で見つかり、吉富被告は男児の殺害も認めたそうです。事件に巻き込まれたこの二人を除く所在不明児のうち、4人は親が外国籍で海外に出国したとみられていますが、残る12人は事件や虐待の被害にあっている可能性もあり、自治体や親族が警察に行方不明者届を出すなどしています。

厚労省が初めて全国に所在不明児がいるということを公表した時、大きな衝撃が日本全国に広がりましたが、その後の調査でもまだ所在のわからない子供がいるということにも改めて驚かされました。今の時点で所在が分からない18人のうち、4人は出国の可能性があるということですが、2人が事件に巻き込まれた恐れが高いほか、12人が何らかの事件や虐待にあっている可能性もあるということで、早くその所在が明らかになることを願うばかりですが、子供を持つ親としても、こういうニュースを耳にすると、やりきれない思いがしますね。