sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

大津いじめ自殺事件・市に賠償責任・市と遺族に和解勧告

 いじめを受けていた大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が2011年10月に自殺した事件を巡る民事訴訟で、大津地裁が市と遺族に和解を勧告していたことが訴訟関係者への取材で明らかになったそうです。市に対し、いじめによる自殺を防げなかった賠償責任を認める内容だそうです。市側はすでに過失を認めており、遺族側が応じれば市との和解が成立する見込みだそうです。

和解勧告は、学校の教師らがいじめの存在を認識しながら自殺を防げなかったことや、教育委員会の対応の不備に対して市側が遺族に謝罪するないようだということです。また、市が、いじめの再発防止の取り組みを継続して行くことも盛り込まれているそうです。

 訴訟は遺族が2012年2月、市や元同級生3人らを相手取り、およそ7720万円の損害賠償を求めて起こしました。市側は当初、争う姿勢を見せていましたが、市の第三者委員会がいじめと自殺の因果関係を認めた報告書をまとめたことを踏まえて、13年2月に遺族側に和解を申し入れていました。

一方元同級生側はいずれもいじめ行為を認めておらず、訴訟は継続されるものと見られています。

この事件、その後に全国各地でいじめが発覚するきっかけとなった事件ですが、市がその責任を認めて和解することになったんですね。この事件はそのいじめの内容がずいぶんと悪質で、陰湿なものだったので、連日大きく報道されていましたが、今は耳にする機会も少なくなっていましたが、今も、元同級生側はいじめをしていたことを認めていないで、争う姿勢を見せているというのは、元同級生やその親の常識を疑いたくなります。いじめと言う行為が存在していなければ、男子中学生が自殺することもなかったわけですし、残された遺族が自分の子供を理不尽な理由で亡くすという悲しい結果もなかったはずです。元同級生もその保護者も男子中学生が自殺してなくなったという現実を真正面から捉え、きちんとした責任を取ってもらいたいです。
 今も全国各地の教育現場や職場で横行するいじめ。いじめと言うのがどのように、被害者に心の傷を負わせるのか、いじめを経験した私から言わせてもらいたいと思います。いじめは、いじめと言う行為自体がなくなったからそれですべて終わりではありません。いじめを受けた側はその後の人生を一生苦しみながら生きていかなくてはならないんです。私はいじめを小学6年生の時に経験しましたが、今もその時の記憶がフラッシュバックのように甦って苦しくなるときがありますし、いじめを受けている悪夢を見て飛び起きるということが今もあります。いじめを加えた側から見れば、もう済んだことなのかもしれませんが、いじめを受けた側に終わりはないんです。それくらいの苦しみを与えるようなことを誰もして欲しくないです。いじめは絶対悪です。