sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

いじめはエンターテイメントだった

 6年前、滋賀県大津市の市立皇子山中学校でいじめを受け自殺した男子生徒をめぐる裁判で、被告の元同級生は14日にいじめ行為を否認し、「エンターテイメントを求めていた」と述べました。

 自殺した男子生徒の遺族は大津市や元同級生3人らを相手に7700万円の損害賠償を求めて提訴。大津氏とは和解が成立しましたが、元同級生らは「いじめではなかった」といじめ行為自体を否認しています。

 14日の弁論でいじめに関わったとされる元同級生は男子生徒について「いじられキャラだった」と述べ、死んだハチを口にいれようとした行為については「エンターテイメントを求めていた」と話しました。
 男子生徒の父親から「謝罪の気持ちはありますか」と問われると「亡くなる前に、何に悩んでいるのか聞きたいとずっと思ってました」と話し、謝罪の言葉はなかったそうです。

「ご遺族としては大変今、複雑なお気持ちを抱えている。率直な心の中に思っている事を聞きたかった」(原告側代理人・石田達也弁護士)

 来年5月の最終弁論で結審される予定だそうです。

口に死んだハチを入れようとしたのはエンターテイメントだった…。反省の言葉もなければ、被害者の遺族を愚弄するかのような、このような発言。このニュースを読んだ時、私は、加害者には人としての心というものがないんだなと感じました。虐めの加害行為を、どうやったら、どの様に考えたらエンターテイメントと思えるのか、私には理解不能です。謝罪の気持ちがあるかの問いに対しても、「何に悩んでいるのか聞きたかった」と、まるで他人事のような言葉しか出てこないのは、それだけ加害者の人格・精神年齢があまりにも幼稚すぎたからなんでしょう。恐らくこの加害者に反省を求めても、反省はしないでしょう。その一方で、人を殺しておきながら、加害者の方は最低限の人権だけは守られる。更生プログラムという名の教育の下、何年か少年院に入るか、刑務所に服役すれば、人知れず出所して、ごく普通の生活を送ることが出来る…。殺された被害者や残されたご遺族にはやりきれない想いしかわかないでしょう。今では私刑という、ネットの情報に晒されるというのもありますが、それだけでは重い罰を与えるには程遠いような気がする私です。

 私も凄惨ないじめを経験して解る事なんですが、いじめ加害者はいじめ行為自体を楽しんでいるんですよね。「あいつをいじめたらスカッとした」「むしゃくしゃするからあいつを蹴飛ばしてやろう」とか、そういったことが繰り返されるうちに、いじめ行為をいじめと感じる感覚がマヒするんだと思います。私も加害女子児童のあの不気味ともいえる、下卑た笑い顔が今でも脳裏に焼き付いて忘れられないです。「テメーなんかさっさと死ね」そういったときの恐怖を感じさせる不気味な笑い顔は、忘れろといわれても、一生忘れられないでしょうね。