sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

オウム真理教高橋被告・無罪主張

 1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件など、オウム真理教が起こした4つの事件で起訴された高橋克也被告(56)の裁判員裁判が始まりました。同事件が裁判員裁判で審理されるのは初めて。
 同事件に関与したほかの教団関係者の刑はすでに確定しており、これが最後の裁判となります。高橋被告は罪状認否で「まかれたものがサリンとは知らなかった」と無罪を主張し、冒頭陳述では被告の認識や教団の実態をめぐり、検察、弁護側双方の主張が真っ向から対立したようです。
 検察側は冒頭陳述で、高橋被告が松本智津夫死刑囚(59)らと共謀し「不特定多数の乗客などを殺害しようと計画した」主張。弁護側は「散布役を駅に運ぶよう指示されただけ。サリンを蒔く説明も受けていない」と反論したようです。
 教団での立場などについても見解は対立。検察側は高橋被告が「諜報省」に所属して非合法活動に関るうち、松本死刑囚らに「違法行為を辞さない信者として認められ、犯行をエスカレートさせていった」と指摘。被告の地位は低かったとし、「一連の事件は松本死刑囚が発案し、幹部が実行した。被告の犯罪ではない」と訴えました。
 今回の冒頭陳述では4事件の総括と言う位置づけで、各事件の審理に入る際に詳細な冒頭陳述が行なわれるそうです。地下鉄サリン事件の審理は2月中旬に行なわれる予定だそうです。
 
高橋被告が起訴された事件
VXガス襲撃事件(殺人・殺人未遂)1994年12月~95年1月
ガスが猛毒とは認識せず、殺意もなかった
仮谷清志さん拉致事件(逮捕監禁致死・死体遺棄)95年2月~3月
仮谷さんを連れ去ったが、なぜ死んだのか解らない
地下鉄サリン事件(殺人・殺人未遂)95年3月
駅まで豊田亨死刑囚を車で運んだだけで、何をするのか知らなかった
東京都庁郵便爆弾(殺人未遂・爆発物取締場即違反)95年5月
人を殺せるほどの爆弾とは認識せず、殺意もなかった
 
高橋被告はこれまでのほかの教団関係者の証言や他の被告の証言などから事件には深くかかわっていたことが解っています。本当に車で散布約の人間を運ぶ時に、サリンを持っているのか知らなかったというのは、あまりにも合理性にかけますし、矛盾点があまりにも多すぎます。私は高橋被告は事件の概要について、事前に知っていたと思いますし、散布役を運ぶときにも車内で話は出ていたと思います。このような事件を引き起こしておいてそれで自分は知りませんでしたなんていうのは、あまりにもおかしすぎませんか。
 またこの事件に関る裁判員の方の精神的な心労も考えなくてはならないでしょう。この被告の心理は長期化が予想される中、精神的な負担はものすごく大きいものと思われます。なるべく早く結審して、判決が出されるように願いたいと思います。