1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件から昨日で23年になりました。この日のことはよく覚えています。私は有休で仕事が休みだったので、朝食をとりながらラジオの放送を聞いていました。臨時ニュースが飛び込んできて、営団地下鉄で複数のけが人が出ている模様。という内容でしたので「事故か?」と思いテレビをつけてみました。そしたら、何やら毒ガスがばらまかれたらしいということで、防護服を着た消防署員が多数集結して、霞ヶ関駅などの周辺は物々しい光景が広がっていたのを今でもはっきりと覚えています。やがて地下鉄車内にばらまかれたのは、猛毒の神経ガスであるサリンだということが判明し、その後の警察の捜査でオウム真理教の犯行であることがわかりました。犯行にかかわった人物が次々と逮捕され、首謀者である麻原も逮捕・勾留されることとなりました。
やがて裁判が始まり、初めは雄弁に独自の宗教観を語って伊多麻原は、何も証言しなくなり、以後本人の口からは何も語られないまま、オウム真理教が引き起こした数々の事件で逮捕された被告13人に死刑が言い渡されました。オウム真理教の一連の事件の裁判は今年1月に終結し、今後の争点はいつ死刑囚の刑が執行されるかに移ってきています。先日も、東京拘置所に拘留されていた被告のうち、7人が大阪・名古屋・仙台・広島・福岡の各拘置所に移送されて、これも死刑執行に向けた準備ではないかという見方も出ています。
私としては、麻原や、オウム真理教事件で主犯的な役割を果たした死刑囚の刑の執行は早く行ってほしい。そう思います。麻原みたいな奴を生かしておいたって、何の役にも立たないですし、あんな奴に飯を食わせるだけの税金がもったいないです。