sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録結婚生活編

 次男が無事に生まれて、翌日の夜、夜勤の出勤の用意をしていると、元嫁と次男が入院している病院から緊急の電話が入ってきました。それは「昨日生まれた赤ちゃんがさっき大量の吐血をして、今はNICUに緊急搬送されたので、どんな経過を辿ったのか説明するために、今すぐ病院に来てほしい」ということでした。「吐血って一体何があったのか?元気な男の子じゃなかったのか?何かの間違いじゃないか?」そういう思いが頭の中を駆け巡って、「嘘だろ」そう思いながら、息子を入浴させていた母に事情を話して、私はすぐに家を出て、病院に向かった私でした。 
 病院について、まずは半狂乱状態に陥っている元嫁を落ち着かせて、主治医の先生が病室にやってきて、次男のことについて話をしてくれました。次男は帝王切開で生まれたので、帝王切開の手術中に稀にあることなんだそうですが、血を飲み込んでしまった可能性があること・さらには、健診では見つからなかった内臓疾患がある可能性があるということ。こんやもう一回吐血をした場合は、覚悟を決めてほしいということ。それは、この夜に吐血をした場合、次男の命の保障ができないということでした。そして、「今だんなさんがそばにいても何もできることはないので、お仕事に行ってください。私たちが全力をつくしますから」といわれて、私自身頭の中が真っ白になりそうになりながら、何とか自分を取り戻し、元嫁に「きっと大丈夫。そんなに簡単に死んでたまるか」そう言って会社にはこのことは伏せておこうと思い、仕事に向かった私です。そして、会社には病院から緊急の連絡があるかもしれないということを伝えておきました。私の職場も、このときぎりぎりの人数で仕事をしていて、その日休みの人と、私が休むと人数が足りなくなるので、今すぐにでも病院に言って次男に会ってやりたいという思いと、絶対死ぬなよ。そういう思いを抱えながら夜勤の仕事をこなして、仕事が終わると真っ先に病室に行って主治医の先生と話をしたんですが、大きな吐血はなく、無事に夜を越えたので、もう安心でしょうということでした。おそらく帝王切開のときに血を飲んでしまったのだろうということでした。
 このとき、私は体の力がヘナヘナ~と抜けていくのを感じました。安心したのと同時に、張り詰めていた緊張が緩んだのかもしれません。次男とはたった一日それもほんのわずかな時間しかまだ対面してなかったんですが、もし本当に次男が命を落とすようなことがあったら、と思うと、心のそこから無事でよかったと思う私でした。このことで、次男はNICUにしばらく入院なすることになり、抱っこはしばらくお預けとなった私です。