私の人生回顧録結婚生活編

　次男の出産のために病院で待機している私たち。やがて奥のほうから元気な産声が聞こえてきて、無事に生まれたかと思っていたら私たちの子供ではなくて、もう一組、出産を控えていた若い夫婦の子供さんで、看護婦さんの話では「もうすぐ生まれるみたいですよ」ということを告げられて、さらに待つこと30分くらいだったでしょうか。再び元気な産声が聞こえてきて、看護婦さんから「元気な男の子ですよ｣と告げられて、一瞬ではありますが、次男の顔を見ることができました。顔の各パーツは私に似て、目は二重・鼻や口元も私に似ていました。そして顔の輪郭は元嫁に似ていて丸みを帯びた顔立ちをしてました。ちょっとの間ですけど、生まれてきた次男と顔を合わすことができて、そして、やがてストレッチャーに乗って運ばれてきた元嫁に対して、出産という大仕事を終えたばかりなので、まずは｢お疲れさん、よく頑張ってくれたね。メッチャ可愛かった」と声をかけて、一緒にいた熊毛の両親も一言二言話をして、やがて処置室に連れて行かれました。まずは母子共に健康な状態で出産を終えることができてほっとした私たちでした。

　そして10月22日は夜勤だったんですが、休みを取って会社の上司には夜8時ごろ連絡をして無事に生まれたことを伝えて、その日は実家に帰って、生まれたばかりの次男の写真を看護婦さんからもらったので、その写真を両親に見せてみんな「かわいい～」と言って写真を見入ってました。私も病院の許可を得て、ビデオカメラを持っていって写したので、そのときの様子も見せて、喜んでました。特に両親は2ヶ月続けておめでたいことが重なったので大喜びしてました。

　そして、翌日の夜、仕事に行くため食事を終えて準備をしていると、病院から一本の電話がかかってきました。緊急に話さなければならないことがあるので、今すぐ病院に来てほしいというものでした。その連絡を受けて何があったのかと思いながらも、病院に駆けつけた私でした。