昨年12月に行われた衆議院選挙で、政権が民主党から自民党に変わりましたが、安部政権が誕生して7ヶ月が過ぎて、アベノミクスという経済政策を打ち出して、超円高から円安に為替が変動し、株価が上昇して景気がよくなったと、日銀も景気判断を上向きに上方修正しましたが、果たして本当に経済はよくなっているのかなぁという気がします。確かに私の勤めている会社でも残業や休日出勤が増えて収入は増えました。でも、その一方で、中小零細企業にまで、その経済効果が波及しているとはいえない状況にあるのが、今の日本の実態ではないでしょうか。この前見たテレビニュースでは、大手企業からの度重なるコストダウン要求に必死になって取り組んでいる中小企業がテレビで流れてました。度重なるコストダウン要求に必死でこたえてきたけど、これ以上のコストダウン要求は従業員の給料をカットしなければ、生き残っていけないという社長の言葉が印象的でした。雇用を守るためには給料カットもやむなしという中小企業の実態に対して、アベノミクスは真摯に向き合っているのか。私は強い疑問を感じました。そして電力コストを抑えるために、原発の再稼動も容認しようとしていますが、ひとたび事故が起これば、その被害は天文学的な金額になります。それを分っていて再稼動させようなんて、おかしいのではないかと思います。
