sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録結婚生活編

 息子の成長が次第に遅れが目立ち始めていると感じたのが、1歳になったころです。この頃から紐を持って遊ぶことが多くなり、紐で遊んでいるときはおとなしくしていましたが、何かの用事で出かけなければならないときとかに、抱き上げて車のベビーシートに乗せるとき、紐をちょっと取り上げただけで大泣きする、何か自分の思い通りにならないような状態になったときは、癇癪を起こして頭を床にぶつけるなどの行為が見られるようになりました。私は何かが違うと思いつつも、まだ自閉症だとは思っていなかったのですが、元嫁はこのような状態の息子を見て「紐男」というなど、相変わらず棘のあるものの言い方をしてました。
 そして息子が強く興味を示していたのが、私が持っていた鉄道車両を写した写真集でした。息子は「あ~」とかいいながら列車の写った写真をよく眺めてました。私はそんなに興味があるんだったら、どんなところを走っているのかとかいろいろ話しかけて、それが少しでも息子の成長につながればと思っていましたが、仕事を抱えている関係上、休日しか相手をしてやれないので、平日の昼間は元嫁が息子の相手をすることになるわけですが、仕事から帰って私が「今日散歩に連れて行ったか」と聞くと、「連れて行っていない。アパートに一日おった」というので、仕事で疲れた身体に鞭打って散歩に連れて行って「ブーブー通るね~」とか、「ガタンゴトンが行ったよ」とか、「ピーポーが来たね」とか話しかけながら散歩するということが増えました。私が「なんで昼間散歩に連れて行かないのか」と聞くと、「こんな知恵遅れと散歩に行ったら私のほうが恥ずかしい」などと言っていました。じゃあアパートで何をしていたのかたずねると、何もしていないというので、「電車の本とか見てたら話しかけてやれよ」というと、「だって私電車のことなんか全然分らんもん」というので、私が「写真を見て分ることがあるじゃろ。山の中を走っているのか、海沿いを走っているのか、街中を走っているのか、朝なのか、昼なのか、夕方なのか、夜なのか、天気は晴れているのか曇っているのか、雨が降っているのか、雪が降っているのか、季節は春なのか夏なのか秋なのか冬なのか、特急電車とか新幹線じゃったら名前が書いてあるからその名前を教えてやるとか、一枚の写真からわかることってたくさんあるじゃろ。一目見て分ることを教えてやれ」というと「じゃあ、親は私だけじゃないんじゃから、あんたがやってやれば」というので、「それじゃ、俺が面倒見てやるからお前が働きに行けば?その代わり俺と同じ給料をもらえるくらい働いて来いよ」というと、「男が昼間から家におるっておかしいんじゃないん?」「だったらつべこべ言わず子供の面倒を見ろよ」とまさに売り言葉に買い言葉。こうして、半年の月日が流れて息子は1歳半の検診を受けることになりました。