sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録社会人編」

 登美子と付き合い始めて3ヶ月ほど過ぎた夏のある日、私は彼女を家に連れてきました。両親は付き合っている人がいるのなら家に連れて来なさいと、高校のときからしょっちゅう言われていたので、そろそろ家に連れて行ってもいいかと思っていたので、連れて行ったのですが、私と2人で会っているときはぺらぺらよくしゃべるくせに、両親に会ったときはあまりしゃべることもせず、ソワソワしてました。はじめは緊張しているのかとも思いましたが、彼女はあまり誰かの家にお邪魔するというのが好きではなかったみたいというか苦手だった見たいです。そして、私の両親が家族のことやどういった仕事をしているのかなどを質問すると小さな声でぼそぼそと答えてました。
 そして今度は私が彼女の実家に行くというのを伝えると物凄く嫌がりました。私が何で実家に行くのがいやなのか聞くと「私の実家は両親が死んで祖父しか住んでいなくて、家もとてもぼろだから誰も来て欲しくない。」ということでした。しかし、付き合うのであれば登美子の祖父ともきちんとあって話をしなければいけないと思ったので、俺は誰が何と言おうと家に行くからというのを伝えると、彼女は小野田のおばに当る縄田というおばさんと一緒に家を片付けるために土曜日の昼に仕事が終わってからバスを乗り継いで実家に帰って片づけを済ませて病院の寮に戻って次の日の日曜日に私の運転する車で彼女の実家に初めて行きました。彼女の実家は当時の美祢郡美東町の奥のほうにあるので、1時間くらいかかってつきました。家に着いてみると90歳を超えた彼女の祖父が出迎えてくれました。確かに家はぼろで祖父が一人で住んでいるということもあってお世辞にもきれいに片付いているとはいえませんでしたが、私の家族のことや仕事のことなどを話して帰ってきました。そして帰りの車の中で彼女が言ったのが、「私も車の免許取ろうと思う」ということでした。車がないと実家に帰ったりするのが大変だからだそうで、私は取りたければとったらいいじゃんといったのですが、運動神経がドンくさくて車の知識も全くといっていいほどない彼女が免許を取って大丈夫なのか?そんなことを思ったまま別れて家に帰った私でした。