sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ロンドンパラリンピック総集編を見て

 この前、8月29日から9月9日まで行われたロンドンパラリンピックの総集編を録画したのを見ました。ロンドンパラリンピックのハイライトは開催期間中毎日放送されていたので、欠かさず見ていたのですが、総集編を改めてみてみるとオリンピックにも負けず劣らない素晴らしいプレーの連続に拍手を送りたくなりました。特に私が印象に残っているのが陸上のトラック種目で銀メダルを3個獲得した伊藤智也選手と、車椅子テニスの国枝選手・そしてゴールボールで金メダルを獲得した日本団体女子チーム。49歳の伊藤選手はこれが最後のパラリンピックと決めて出場して、すべての競技を終えてインタビューに答えたときのコメントが強く印象に残っています。「もう二度と戻ってくることのない舞台ですから、観客席を見ながら走った」ということを話されてましたが、この大会に出場するまでに、私たちには想像も出来ない苦労や辛いトレーニングもあったと思います。今はゆっくり休んでくださいといいたいですね。 
 それから圧巻だったのが車椅子テニスの国枝選手。初戦から1セットも落とさずに決勝まで勝ち上がり、見事世界ランキング№1の選手を破っての大会2連覇でした。今年2月に酷使してきた右ひじを手術しての出場だったそうですが、気合の入ったサーブや相手サーブをリターンするシーンは本当に素晴らしかったです。 
 そして悲願の金メダルを獲得したゴールボール日本女子チームはみごとなチームワークを見せてくれました。この競技は視覚に障害のある選手が出場する球技で、ボールにセットされた鈴の音を頼りに相手チームの投げるボールがゴールに入るのを防ぎ、そのボールをすばやく相手ゴール目指して転がすという競技ですが、音を頼りに攻撃やディフェンスを行うというのは物凄い集中力と判断力が要求されるんじゃないかと思います。決勝戦では世界ランキング№1の中国を破っての初優勝でした。
 このようにパラリンピックでもたくさんの選手が活躍をしましたが、オリンピック選手との間にはまだまだ支援の面でも大きな差があるそうです。例えばオリンピックで金メダルを獲得すると300万円の報奨金が支払われますが、パラリンピッの金メダリストの報奨金はごく僅かだそうです。
 東京に2020年にオリンピック・パラリンピックの招致を目指すのであれば、こういった面での改善も大きな課題なのではないでしょうか。がんばっているのはオリンピック選手・パラリンピック選手どちらも同じなのですから。