3/31にて、JR北海道の根室本線、富良野→新得間(正確には富良野→上落合信号場間)が廃止となり、117年の長い歴史に終止符が打たれました。かつてこの区間は、札幌や函館と帯広や釧路などを結ぶ最重要幹線として、数多くの特急や貨物が運転されていましたが、道央と道東を結ぶメインラインとして関生戦が開通した後は、一夜にしてローカル線に転落し、観光列車が時折走る程度の閑散とした路線となりました。
この区間には北の国からで有名になった山部駅や、高倉健さん主演の映画ぽっぽやの舞台となった幾寅駅(映画では幌毎駅)が含まれ、観光地として賑わいを見せていましたが、やはり地元の人口減少や、高齢化で沿線利用者が減り、台風による大雨での露盤や橋梁の流出がトドメを指す形で、廃線につながってしまいました。
この区間は私も何度か乗って、特に狩勝峠を超える風景はまさに絶景、美しい風景の中を走るローカル列車は旅情がありましたよ。
かつて走っていた、滝川発釧路行きの列車に乗ってみたかったなぁ。