山口県光市で母子2人を殺害したとして死刑が確定した、犯行当時少年だった大月孝行死刑囚について、最高裁は裁判のやり直し=最新を認めませんでした。
大月死刑囚は1999年、光市で本村弥生さんと生後11か月の夕夏ちゃんを殺害したなどとして2012年に死刑が確定しています。
大月死刑囚は再審を請求していましたが、広島高裁が2015年に退け、異議申し立ても昨年11月に退けられました。
大月死刑囚は最高裁に特別抗告していましたが、7日、最高裁が特別抗告を退ける決定をしました。
この事件は犯行当時少年だった大槻被告が少年法に照らし合わせて更生させる道を認めるのか、遺族の処罰感情を熟慮して死刑を選択するのかという問題で大きく揺れ動いた事件でしたが、1審の山口地裁・2審の広島高裁では大月死刑囚の精神的未熟さや、更生の可能性があるとして、無期懲役の判決が言い渡され、最高裁まで争われて、最高裁が広島高裁に審理をやり直すように求めて、改めて広島高裁で裁判が行われて、遺族の処罰感情を考慮して、犯行当時未成年だった大月死刑囚に死刑判決が言い渡されて、今度は大月死刑囚側が上告して最高裁で改めて死刑判決が下されるという異例な経過をたどりました。
私はこの長い長い裁判をテレビや新聞などを通じてみてきましたが、いくら犯行当時少年だったとはいえ、10台も後半になると、何をしたらいけないのか、人を殺めたらどうなるのか、そういうことは容易に理解できるはずです。なので、いくら犯行当時少年だったからと言って、死刑を回避するべきでないと思ってました。死刑廃止を訴える側の気持ちもわかります。いくら犯罪人とはいえ、国家が一人の人間の命を奪うわけですから。でも、もし自分の大切な家族や子供たちがこういった理不尽な犯罪で命を奪われた時、死刑を廃止せよと私ならとても言えないです。できれば失った家族と同じ思いを味わってほしい。私ならそう考えると思います。犯行当時いくら未成年であったとしても、こういった凶悪な犯罪を引き起こせば私刑もあるということを理解すべきなのではないかなと思う私です。この考えは私の個人的な見解ですので、批判もあるかと思いますが、こういった重大事件についても考えなくてはいけないと思い記事にしました。