sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

イランが報復攻撃

 1月3日に、イランの革命防衛隊の主導者で、イラン国民からは英雄ともよばれていたソレイマニ司令官が、アメリカの空爆によって殺害されたのをきっかけに、一気に緊張が増したアメリカとイランの対立。イランの最高指導者ハメネイ師や反米を掲げるイスラムシーア派武装組織は報復攻撃を断行すると主張していましたが、今日、イラン国内からイラクアメリカ軍関係の施設を狙ったミサイル攻撃を実施しました。ヨーロッパ各国や日本などは、関係国に対して、強く自制するように求めていましたが、報復という事態に発展してしまいました、専門家の見方では、双方ともガチンコで戦争をやり合うことは望んではいないという見方が大勢を占めていますが、それはあくまで専門家の見方であって、当事者の考えではないため、どこまで信用していいのか、また信用できるのかという疑問符が付くように思う私です。

報復が、更なる報復を生む最悪な事態にならなければいいんですが。一度戦争になってしまったら、かつてのイラク戦争の時のように、中東地域が再び不安定化し、ISのような、野蛮で過激な思想を持つ武装集団が台頭するかもしれませんし、多くの罪のない人命が奪われる結果となります。また、戦争は人類が行う最も最悪で、他に類を見ない環境破壊行為でもあります。こういった対立は何も生み出すことはありません。憎しみが憎しみを生むだけです。ここは一度、双方ともに冷静に頭を冷やして、もう一度話し合いのテーブルに着くべきではないでしょうか。

もとをただせば、この対立は、イランの核合意からアメリカが一方的に脱退したのがそもそもの原因なわけで、アメリカのトランプ大統領も、次期大統領選挙のことばかり考えるのではなく、今一度、国際協調という枠組みを考える必要があるんじゃないでしょうか。また、イラン側も、完全に目に見える形で核開発の放棄を実行する必要があるのではないかと思います。

どちらにせよ、戦争という最悪な事態に発展することがないように願うばかりです。