sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ラスベガスでの銃乱射事件

 アメリネバダ州で1日午後10時8分(日本時間2日午後2時8分)ごろ、中心部のホテルから、隣接するコンサート会場を狙った銃撃があり、これまでに59人の死亡が確認されたほか、500人以上が重軽傷を負いました。容疑者は男一人で、発砲していたホテルの客室の景観が突入した時点で自殺していました。警察は「アメリカの銃乱射事件としては、史上最悪の死者数」としています。
 警察当局によると男はスティーブン・パドック容疑者(64)で、ラスベガスの北東約130キロのメスキートに住んでいたということです。犯行当時、ライフル銃を10丁所持していたということです。
 事件当日は32階から400メートル離れたカントリーミュージックの野外コンサート会場に向け、自動小銃とみられる武器を連続して発砲したということです。会場には22000人の聴衆が集まっていたということです。

この事件を受けてトランプ大統領は「邪悪の極みの行為」と非難し、4日には現地で遺族らと面会する意向を示すなど、被害者に寄り添う真摯な姿勢を示しています。一方、乱射事件の旅にアメリカ国内で高まる銃規制強化の議論に関して、ホワイトハウスは慎重な姿勢を維持しています。銃規制強化が進む動きはないということです。

「悲劇と恐怖に直面した時、アメリカ国民は一つになってきた」。トランプ大統領は2日、ホワイトハウスでカメラを前にこう語りました。しかし、容疑者を「ガンマン」と呼んだ以外、銃使用に関する言及はなく、銃規制に触れることもなかったということです。

 トランプ大統領は過去に銃規制強化を訴えたことがあるそうです。2000年に出版した著書では「殺傷力の高い重の帰省や所持者の適正な審査の厳格化に賛成する」と表明。12年のコネティカット州の小学校で起きた乱射事件後には、銃気鋭の必要性を訴えたオバマ大統領に対し「自分の思いを代弁してくれた」と述べています。

 しかし、昨年の大統領選で、トランプ大統領は政界に強大な影響力を誇る全米ライフル協会(NRA)の支援を受けました。自衛のための武器保有の権利を定めた合衆国憲法修正2条について「堅持するのは自分しかいない」と繰り返し訴え、銃規制に反対する保守層から支持を集めたということです。NRAは豊富な資金力で政界に強大な影響力を持つロビー団体。銃規制に乗り出すことは、支持層を裏切ることになり、トランプ大統領が政策転換することは想定しにくいということです。

 2日の記者会見で、今回の事件がトランプ大統領の銃規制に関する考えを買えるか問われたサンダース大統領補佐官は「大統領は修正2条を強く支持する立場だ」と強調。銃規制強化の議論は次期総称だと語りました。

銃規制を訴える声はアメリカ議会では少数派で、銃規制緩和の動きさえ出ているそうです。銃のサイレンサー購入を容易にする法案を共和党下院議員が提出しており、NRAも支持しているそうです。
 
 法案は「野生動物狩りをするハンターの聴力を守る」ことを目的としていますが、ラスベガスでの事件でサイレンサーが使用されていたら、容疑者の居場所の特定に時間がかかり犠牲者や被害者がさらに増えていたとの指摘があり、民主党が法案採決に強く反対。上下両院で多数を維持する共和党が採決に踏み切れば、対立が激化する可能性があるということです。

 このようなおぞましい事件が起こっても、なぜか銃規制が前に進まないのがアメリカですよね。NRAの影響力が大きいということですが、こんな一つの団体のご機嫌をうかがわないと政治活動ができないなんて、結局は、アメリカの国会議員も自分の実がかわいいから、銃規制を進展させようとはしないんでしょうね。国民を銃撃事件から守るのと、自分の政治生命とどっちが大事なんでしょうか。一般市民からは銃とは縁遠い日本社会から考えれば変な話ですよね。
 いい加減、NRAのご機嫌をうかがうのはやめて、思い切って銃規制を進めないと、さらなる悲劇が起こるのは目に見えています。
 
 このニュース、テレビで見ましたが、銃弾が雨のように降り注ぐ様子が映し出されてました。何が目的でこのような犯行を行ったのかはわかりませんが、今のところテロとのつながりは出てきてないそうです。ISが犯行声明を出しているそうですが、まだ因果関係がはっきりしないということです。自殺するんなら、何の関係もない人を巻き込まずに、自分一人で死ねよって思うのは私だけでしょうか。