フランスの現地時間で昨日の午後9時ごろ、フランス国内の6か所で銃の乱射や爆弾によるテロが発生し、120人以上の犠牲者が出たということです。コンサート会場やサッカースタジアムなどで銃の乱射や爆弾が爆発し、フランス警察の当局が容疑者5人を殺害しました。犯行の動機などはまだわかっていませんが、IS（イスラム国)による犯行との見方が有力視されています。
フランスといえば、今年の初めに新聞社を狙ったテロ事件があったばかりで、相次ぐテロに不安の声も聞かれます。今回のテロ事件は、フランスのオランド大統領が観戦していたフランス代表とドイツ代表のサッカーの親善試合のさなかに起きており、大統領を狙ったものなのか、それともIS空爆に対する報復なのか、その点が明らかにされていませんが、このような野蛮な行為は絶対に許されない蛮行です。
ISによる凶悪な犯罪が後を絶ちませんが、敬虔なイスラム教徒はこのような蛮行を望んではいないはずですし、イスラム教の神である、ムハンマドもこのような殺戮をしなさいとは教えていないはずです。彼らが行ている野蛮な行為こそ、イスラムの教えに反し、神を冒涜するものではないでしょうか。
このテロ事件で改めて、世界中どこにいても安全だというところはないんだということを思い知らされました。ISを壊滅させるためには、どのような手立てが有効なのか、国際社会が手を取り合って考えていく必要があるように思います。
大勢の犠牲者が出たことに改めて哀悼の意を表するとともに、負傷した方々の一日も早い回復をお祈りいたします。
