sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の好きな本

 私は読書家というほどではありませんが、自分の人生の生きざまの参考になればと思い、結構硬派な本を読んでます。主に著者の生きざまが書かれた自伝的書物や経験談などが書かれた本、挫折を味わった人が逆境を乗り越えていった本などを読んでます。
 それは男女を問わず、成功した人の話を読んで、自分の今後の人生に生かせたらなという思いからですが、私が印象に残った本を紹介しますね。
 まずは、先ほども少し触れた、全日本バレー代表、火の鳥NIPPONでセッターとして活躍し、キャプテンも務め、ロンドンオリンピックではロサンゼルスオリンピック以来となる、銅メダル獲得に大きく貢献した竹下佳江さんのセッター思考という本。この本では、シドニーオリンピック出場を逃した時に浴びせられた激しいバッシングや、様々な挫折を乗り越えて、いかにチームをけん引していったか。どのようにしてチームをまとめていったかが克明に記されています。中には私もよく知っている選手の名前もどんどん登場してきますし、セッターというバレーのポジションの大切さも詳しく書かれています。セッターは、アタッカーに比べて地味ですが、相手の守備体系や、味方の配置などを瞬時に判断して、誰にアタックを打たせるか、冷静に、しかも瞬時に判断しなければいけないという、非常に重要なポジションを担っています。バレーはアタッカーで勝って、セッターで負けるといわれるそうなんですが、重圧乗っかる試合をどのように戦って、チームをまとめてきたのか書かれてあって、今では仕事を教えてもらう立場から、教える立場になった私にも非常に参考になることが書かれてあります。
 そして、次に紹介するのが、X JAPANのボーカルとして華々しい活躍をしながら、洗脳という魔の手に引っかかってしまったToshlさんの書いた「洗脳」という本。この本は、Toshlさんの周辺で起こっていた様々なトラブルから、守谷香という女性と出会って、どの様にして洗脳されていったかが詳しく書かれてあります。私も、元嫁が統一教会というカルト集団に関わるようになって、元嫁が洗脳されて、家庭が崩壊した経験を持っているので、toshlさんが経験した洗脳の話は私にも共感できる部分が沢山あって、非常に読んでいて恐ろしいと思いました。そして、カルト集団による洗脳は、誰の身にも起こりうることだということを、改めて認識させられました。絶対に洗脳というものを他人事としてとらえてはいけないということを思い知らされた本ですね。

 次に紹介するのが、これはまだ読みかけの本なんですが、先日も書いたCOCORA〜自閉症を生きた少女〜。1巻は読破しましたが、2巻目はまだ読んでいる途中です。1巻では幼稚園時代から小学校卒業までに天咲心良さんが経験した、様々な壮絶な体験談が書かれてあります。1年生の時の女性担任教師による数々の暴言や著者を馬鹿にした言葉。そして担任の真似をして、心良さんに対して暴言を吐き捨てる子供たち。そして、両親からの虐待ともいえる暴力や恫喝、祖母や姉の心良さんを蔑む言葉。困難な障害を抱えているにもかかわらず、なかなか支援が受けられない中で、いかにして生き抜いてきたのかが書かれています。そして、2巻では親が海外留学を決めて、心良さんが海外のホストファミリーと暮らすようになるまで読んでます。

 そして次に紹介するのが、戸部恵子さんの描いた漫画、光とともに…自閉症児を抱えて~です。この本はCOCORA〜自閉症を生きた少女とは対照的に、自閉症を抱えた主人公の東ヒカル君の、困難な障害を抱えながらも、家族や学校の先生、地域の人たち、学校のクラスメイトの支援を受けながら、懸命に生きていく姿を描いた作品です。光君のお母さんも、お父さんも初めは自閉症という障害を抱えた自分の息子をどう育てていいかわからずに、試行錯誤を繰り返しつつ、周りの援助を受けながら自分の息子である光君を一生懸命育てている姿を読んで、感銘を受けました。この本を読んだ時、主人公の光君と息子が同年代だったということもあり、親しみがわきましたし、私も息子を育てていく上で、「なぜこういうことをするんだろう?」とか、「何を要求しているんだろう?」」とか思うこともありましたが、この本を初めて読んでみて、「あぁ、そういう事だったのか」と思うこともたくさんありました。この本は、ドラマ化されたので知っている人も多いかもしれませんね。

 あとマンガで今読んでいるのが、メジャー2nd。このマンガはメジャーの主人公だった茂野吾郎の息子の茂野大吾を主人公とした物語で、今はコミックで8巻まで発売されていますが、大吾は父親のような野球選手になりたいと思いながらも、肩が弱いということで、野球をあきらめていたんですが、吾郎のライバルでもあり、良き親友でもある佐藤寿也の息子である、佐藤ヒカルと出会ってから、再び野球に対する情熱を取り戻し、野球選手を目指して夢を実現しようと頑張る姿が描かれています。野球と通じて出いた友情や試合に勝ちたいという思いと、勝つことの喜び。そして、負けることの悔しさなどいろいろなことを吸収して成長していく姿は、自分が若かったころのことと重ね合わせて読んでます。

そのほかにもお勧めな本があるんですが、またいつか紹介したいと思います。たまには時間を忘れて本を読むのもいいですよね。昨日は、列車の待ち時間や、日が暮れて外の景色が見えなくなった時に、持参した本を読んでました。