またもこういう事件が発覚しましたね。人間の心の奥底に巣食う悪魔がなせる仕業なのでしょうか。
原発事故の被害者を支援する弁護団によりますと、男子生徒は、2011年に母親と川崎市に自主避難し、2012年4月、市立中学校に進学しました。中学校ではクラスメートから「福島県民は馬鹿だ」と言われたうえ、叩かれたり、蹴られたりしたということです。生徒はすでに卒業していて、原発事故による避難者が国と東電に損害賠償を求めた横浜地裁での集団訴訟で生徒の母親が意見陳述し、問題が発覚したということです。川崎市教育委員会は先月末に市立の小中高校に聞き取り調査を行ったそうですが、卒業生は対象ではなかったため問題を把握しておらず、14日、市立中学校52項に対して改めて調査を依頼したということだそうです。
福島の人たちも好き好んで原発事故の被害にあったわけでもないですし、事故当時子供だった生徒には何の落ち度もなかったはずです。「福島県民は馬鹿だ」って、どういう見識で言ったのかはわかりませんが、中学生にもなれば、原発事故の悲惨さや過酷な状況が分かるはず・理解できるはずです。原発事故で避難して、故郷にいつ帰れるかもわからない状況下で自主避難した先でいじめにあう…。あまりにも理不尽すぎませんか?