sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

横浜に続き、川崎でも発覚・原発避難者いじめ

 またもこういう事件が発覚しましたね。人間の心の奥底に巣食う悪魔がなせる仕業なのでしょうか。
 福島第一原発事故で、福島県から川崎市に避難した現在、高校生の男子生徒が、中学生の時に「福島県民は馬鹿だ」などと言われるいじめを受けていたとみられることが分かりました。
 
 原発事故の被害者を支援する弁護団によりますと、男子生徒は、2011年に母親と川崎市自主避難し、2012年4月、市立中学校に進学しました。中学校ではクラスメートから「福島県民は馬鹿だ」と言われたうえ、叩かれたり、蹴られたりしたということです。生徒はすでに卒業していて、原発事故による避難者が国と東電に損害賠償を求めた横浜地裁での集団訴訟で生徒の母親が意見陳述し、問題が発覚したということです。川崎市教育委員会は先月末に市立の小中高校に聞き取り調査を行ったそうですが、卒業生は対象ではなかったため問題を把握しておらず、14日、市立中学校52項に対して改めて調査を依頼したということだそうです。

福島の人たちも好き好んで原発事故の被害にあったわけでもないですし、事故当時子供だった生徒には何の落ち度もなかったはずです。「福島県民は馬鹿だ」って、どういう見識で言ったのかはわかりませんが、中学生にもなれば、原発事故の悲惨さや過酷な状況が分かるはず・理解できるはずです。原発事故で避難して、故郷にいつ帰れるかもわからない状況下で自主避難した先でいじめにあう…。あまりにも理不尽すぎませんか?

この事件を聞いて思い出したのが、広島・長崎に原爆が投下されて、被爆した人たちに対して横行した偏見や差別。「放射能が移る」などという差別や偏見にも苦しんだということが語られています。人間の本質は71年前の原爆投下の時と、今の時代で変わっていないのかもしれませんね。