sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

絶対許せない・相模原市殺傷事件

19人が死亡した相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件で、植松聖容疑者(26)に襲撃され、一時意識不明の重体になった入所者の男性(51)の両親が取材に応じ、「息子は本当にいとおしい存在。絶対に許せない」と無防備な障害者を狙った凶行に憤りを語りました。

男性にはうまく言葉が話せない重度の障害があり、20年ほど前から園で暮らしているそうです。月に3度ほど市内の自宅に帰宅し、両親と音楽を聴いたりドライブをしたりしていたそうです。母親は(79)は「50歳になっても赤ちゃんみたいに笑って。そこが可愛いんです」と話しています。

事件の3日前にも帰宅し、家族団らんを楽しんだばかりだそうです。

園は食事のメニューや生活の様子などを細かく記録した連絡ノートを持たせて帰宅させているということです。職員の丁寧なコメントも添えられていて、両親は「息子の様子が分かって安心して預けることができる。本当にいい園」と感じていたと話しています。


事件は26日朝、母親がラジオのニュースを聴きながら散歩している最中に飛び込んできたと言います。「息子が暮らす施設で事件が起きた」急いで家に戻り、夫(82)に知らせ、夫が園に連絡すると、職員は「息子さんが刺されました。すぐに来てください」と切迫したように話していたと言います。男性は西棟の一階のユニット「つばさホーム」で就寝中に刺され、「なんとか助かって欲しい」手術中、待合室で祈り続けたそうです。

10時間近くに及んだ手術は成功しましたが、息子さんの体には包帯が巻かれて、手を握ったり、顔を触ったりしたそうです。手術は終わったものの、重体だそうです。

この事件、多くの人に多大な恐怖を植え付けてしまったように思います。助かった人がまたこの施設に戻りたがるか、という問題もありますし、凄惨な殺人事件の現場を目の当たりにして、精神的に大きなダメージを受けている人もいると思います。

また、知的障害を抱えた人たちに対する差別や偏見が広がるのではないかという懸念もあります。

犯人は知的障害を抱えた人たちに対して、一方的に殺意を抱き、凶行に及んだ訳ですが、2月頃には障害者に危害を加えるという趣旨の発言を繰り返し、精神科の病棟に一時的に入院をしていましたが、僅か2週間で退院させています。この処置が果たして適当だったのか、検証する必要があるように思います。

この事件、本当に同じ障害を抱えた子供を育てている私にとって、絶対にゆるせません。知的障害を抱えた人たちが一つの作業やテーマを達成するのに、どれだけの努力をしているか、どれだけ頑張っているか知っているだけに、その人たちの努力・頑張りを無にさせられた・踏みにじられた感じがします。

改めて事件で亡くなられた方のご冥福と、負傷された方の一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。