sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

障害者支援施設殺害事件・容疑者生活保護を受給

 神奈川県相模から市の津久井やまゆり園で起きた殺人事件で、逮捕された元職員の植松聖容疑者(26)が事件前、生活保護を申請し受給していたことが2日、相模原市への取材で明らかになりました。

神奈川県警津久井警察署捜査本部は、経済的困窮が事件の背景にある可能性もあるとみて捜査しているということです。1日からは捜査員を増員し、135人体制で全容解明に当たっているということです。

相模原市地域福祉課によると、植松容疑者は3月24日に緑区の緑福祉事務所を訪れて生活保護を申請。同日から同月31日までの分として、約1万8000円を受け取ったということです。

市では、収入が最低生活費(20~40歳の単身者は月75840円)を下回るなどの場合、収入との差額分を生活保護氏として支給するそうです。

植松容疑者は2月19日にやまゆり園を退職。同日から3月2日まで措置入院となり、事件当時は無職でした。

支給に当たり、同課は植松容疑者の収入状況を調べたそうですが、預貯金はほとんどなく、親族の援助も得られる状況ではなかったということです。
 4月以降は失業保険などのほかの福祉制度に基づく収入が得られることになったとみられることから、打ち切られたということです。

経済的困窮が事件の動機の一つにあるかもしれない…。ということですが、なぜこのような事件を引き起こすに至ったのでしょうか。これは私の個人的な見方ですが、知的障害がある人に対しては、等級によって差はありますが、療育手当が支給されます。なので、月に数万単位の収入があるわけです。しかし、自分は勤めていた職場を解雇されて、無職になり、収入も途絶えてしまって、経済的に困窮しているのに施設に入所している人たちは経済的にも困窮していない。それが植松容疑者の憎悪を増大させて、知的障害者を殺してしまえという、実に短絡的な動機で事件を起こしたのではないかと思います。
 知的障害がある人も、自分が好き好んでなったわけでもないですし、介護をしている家族やスタッフの方たちも、それを望んでいたわけではないと思います。
 以前、息子が通っていた小学校の健常児の母親から言われたことが「あなたたちはいいわね。何もしなくても、息子さんのおかげでお金が毎月入ってくるんですから」。私は息子が知的障害を抱えて産まれてきてうれしいと思ったことは一度もないですし、息子自身も健常児として生まれたかったと思います。程度の差はあれ、この犯人も、小学校の健常児の母親も、根底にあるのは同じ考えなのではないかと思います。