昨日のヤフーのニュースに掲載されていた記事です。
東京都江東区のマンション(高さ約２６メートル)で、２０１３年、小学２年生だった女児(当時８歳)が、上級生の女児の命令で屋上から飛び降りて重傷を負ったとして、被害女児と両親が加害女児の両親に計３千万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は19日、両親が監督義務を怠ったとして、慰謝料など1025万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
小野瀬厚裁判長は「上級生の女児は以前から下級生に暴力を振るうなどの問題行動があったのに、両親は専門家に相談するなどの対応を十分にとらなかった」と指摘しました。
判決によると、被害女児は13年1月、2学年上の女児からマンションの屋上に誘い出され、「飛び降りろ」などと脅されたということです。手すりを乗り越えて飛び降り、木の枝に当たってから地面に落下し、ろっ骨骨折などの重傷を負ったということです。
この事件、上級生が下級生を脅して飛び降りさせたということだそうですが、上級生の女児の親は、何も気づかなかったんでしょうか。高さ26メートルから飛び降りたら、普通なら即死ですよ。幸い木の枝に当たって命を取り留めることができたということですが、加害女児の親は、監督不行き届きもいいところですね。問題行動を起こしているのを知りながら、何も感じなかったんでしょうか。また、この加害女児の学校の担任も何をしていたんでしょうか。問題行動を起こしているのであれば、担任と加害女児の親が一緒になって、対処の仕方などを話し合うべきでしょう？もし被害女児が亡くなっていたらどう責任を取るつもりだったんでしょうか。
また、判決にも疑問が残りますね。損害賠償請求額は3000万円。一方で支払いを命じた額は1025万円。何故1/3まで減額する必要があったのか、被害女児に何か落ち度があったとでもいうのでしょうか？あるいは、加害女児に抵抗しなかったということが減額の対象になったんでしょうか。私は3000万円全額賠償を命じるべきだったと思います。
