交際相手の女性の長男(当時2歳)を暴行して死亡させたとして、傷害致死罪に問われた北九州市の当時19歳だった男性(23歳)の差し戻し審の裁判員裁判で、福岡地裁は15日、懲役5年(求刑8年)の判決を言い渡しました。松藤和博裁判長は「犯行は危険で悪質」と述べました。
判決によると、男性は12年3月6日深夜から7日未明にかけて、女性宅で女性の長男の腹部に暴行を加え、十二指腸破裂で死亡させたとされます。検察側は長男のおう吐物の鑑定結果から十二指腸破裂が生じた時間を午後11：45分ごろから約3時間とし、暴行を加えることができたのは男性しかいないと主張。差し戻し前の地裁小倉支部の判決は「嘔吐した時間が不明で、その時間帯に十二指腸破裂が生じていない可能性がある」としていました。
毎回この手の事件で思うのが、なぜこのような幼い子供に激しい暴行を加えて殺さなくてはならないのかという気がします。そして子供が暴行を受けているのを知りながら、なぜ母親が助けに入ろうとしなかったのか、やめさせようとしなかったのか、あるいは警察や消防に通報しなかったのかということです。何の抵抗もできない小さな子供に対して激しい暴行を加えるというのは、あまりにも非情すぎます。
そして、判決でも求刑よりも減刑された判決が言い渡されますが、犯行が危険で悪質だというのであれば、最低でも求刑通りの実刑判決を言い渡すべきではないでしょうか。私は、やはり日本の司法制度は被害者に冷たく、加害者に生ぬるい国なんだなぁって思います。
それともう一つ、今日の朝、ニュースで報道されていた事件なんですが、鳥取県岩美町の難波綾容疑者(35)が6月に生まれたばかりの女の子の遺体をポリ袋に入れて遺棄したとして逮捕されました。難波容疑者は警察に対して容疑を認めているということで、警察は詳しいいきさつを調べる方針だそうです。
女児の死因は窒息死だったということです。難波容疑者はほかにも数年前に出産間もない乳児を殺害したとされており、その点についても詳しく調べるということです。
出産した母親が生まれて間もない自分の子供に手をかける。そして過去にも同じような経歴があったということですが、自分で子供を育てることができないのであれば、セックスなんかするなよって思います。こういう馬鹿な奴がいるから何の罪もない小さな命が奪われてしまうんだろって思います。自分で育てていくこともできないくせに、いっ貯前に妊娠だけして、出産したら育てられないから殺す。あまりにも理不尽すぎます。2歳の男児を殺した事件もそうですが、こういう子供を殺した犯罪者に対する罪はもっと重くするべきだと思います。あまりにも殺されてしまった子供たちがかわいそうです。
