sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

栗原心愛さん虐待死事件・勇一郎被告に懲役16年判決

 千葉県野田市で2019年1月に小学4年生の栗原心愛さん(当時10歳)を虐待して死亡させたとして、障害致死罪などの罪に問われた父親の勇一郎被告(42)に対する裁判員裁判で、千葉地裁は19日、懲役16年(求刑18年)の実刑判決を言い渡しました。前田巌裁判長は暴力行為をほぼ否認した被告の主張を一切認めず、起訴された六つの罪をすべて認定した上で「尋常では考えられないくらい程に生産で陰湿な虐待。酌量の余地などみじんもなく極めて強い非難が妥当だ」と述べました。

 判決は「虐待を常態化させ、エスカレートさせるとともに嗜虐度も高めた。肉体的苦痛を与えるだけでなく、女児の人格と尊厳を全否定した」と強く非難。「過去の量刑傾向を大きく超える極めて悪質性の高い事案で、死者1人の傷害致死罪全体の最も重い部類と位置付けられるべきだ」として、同種事案では異例と言える重い量刑を洗濯しました。

 19年1月22~24日に心愛さんの顔に冷水のシャワーを浴びせ続けるなどして死亡させたとする傷害致死罪について、判決は心愛さんに溺水の所見があるとした解剖医の証言などを基に「被告がシャワーを浴びせた際に相当程度の水が入ったと認めるのが相当」と認定しました。「額に2~3秒かけただけで口に入れていない」とする被告側の主張を退けました。心愛さんの母親の証言などを踏まえて、無罪を訴えた心愛さんへの暴行罪を含むすべての罪を認定しました。

 被告側は心愛さんへの虐待を認めつつ、「女児が自ら「たちます」「屈伸します」と言った」「女児が暴れたので取り押さえた」などとして、発端が心愛さんの言動にあったと訴えてました。判決はこれらの主張を「脈絡に欠け、不自然、不合理。現実の出来事としてイメージできない」として退けました。

 心愛さんに対する虐待の期間も「17年7月から始まった」とする検察側に対して、被告は「18年7月ごろから」と述べるなど主張が食い違っていました。これについて、判決は「起訴されているだけでも1年2か月余りもの長期間にわたり断続的に虐待を繰り返していた」と認定。「本来愛情を注がれるはずの実父から理不尽極まりない虐待を受け続け、絶命した心愛さんの悲しみや無念さは察するに余りある」と心愛さんの心情を推察しました。判決によりますと、被告は19年1月22~24日、心愛さんに食事を与えず、浴室に放置するなどして十分な睡眠をとらせず、冷水を浴びせるなどの暴行を加え、心愛さんを死亡させるなどしたとされています。

 

 この事件の判決は懲役16年ですか…。これから心愛さんが生きられたであろう、時間を考えると、懲役18年でも短すぎるのに、さらに2年も短縮した判決ですが、なぜ検察側の求刑する判決よりも軽い罪になったのか、その裁判所の真意がわからないですね。もっと厳しい判決を出さないと、虐待事案は減らないでしょうね。

 それにしてもこの男、亡くなった心愛さんや心愛さんの母親に責任を擦り付けて、罪を逃れようとする姿勢が非常に不愉快ですし、気に入らないですね。言っていることがはっきり言って証言や、心愛さんの遺体に残された証拠とは全く整合性がとれないですし、説明がつかない点が多々ありすぎて、正直言って、この男の言っていることが嘘で塗り固められすぎていて、呆れるというか、私がこの男の親であったら、思いっきりぶん殴り倒してやりたいですね。

 これだけ多くの虐待事案が起こっているのに、日本の司法では、殺人罪に問えないんですね。虐待で子供を殺せば、立派な殺人罪でしょ。傷害致死などという生ぬるい罪にしか問えないようでは、亡くなった子供たちが浮かばれないですね。虐待で子供を殺せば殺人罪に問えるようにするか、傷害致死よりも重い「虐待罪」を制定して、厳しい判決を下してやればいいんですよ。日本の司法は、とにかく加害者に手厚くて、被害者には冷たすぎます。