そのあと一般公募されて最終審査を通過した4作品の中から藍色の市松模様で日本らしさを表現した作品Aの「組市松紋」を選びました。製作者は東京都在住のアーティスト、野老(ところ)朝雄さん(46)。旧エンブレムの白紙撤回からおよそ8か月を経て、ようやく大会のシンボルが決まりました。
発表会で野老さんは「ついさっき知ることになったので、頭が真っ白です。ちても長く時間をかけて作図したもので、我が子のような作品です」とあいさつしました。
エンブレムを巡っては、昨年7月に決まったアートディレクター、佐野研二郎さんの旧エンブレムが、ベルギーの劇場のロゴと似ていると指摘されたほか、選考過程の閉鎖性が問題視され、大会組織委員会は昨年9月に白紙撤回を発表。その後、エンブレム委員会を立ち上げて新たな選定作業に入り、今回の新しいエンブレムは公募14599作品の中から選ばれました。
私も東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムを見ましたが、市松模様に藍色を配した、日本らしさが表れているのではないかと思います。デザイン的にはちょっとおとなしめなのかなぁって気がします。藍色を配したのは、たぶん日本の伝統である藍染めを意識したのでしょうか。斬新さというよりは、純和風を意識したのかなって思います。今後このエンブレムを使った広告やCMを目にすることも増えてくると思います。東京オリンピック・パラリンピックへのカウントダウンはもう始まっています。4年後、いったいどのような大会になるのか、楽しみに待ちたいと思います。できれば開会式のチケットっを入手したいんですけどね。ツアーで申し込まないと無理かなぁ。