sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

震災遺構として大川小学校保存へ

 5年前の東日本大震災による津波で児童と先生あわせて84人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校。この被災した校舎を石巻市の亀山紘市長は26日の記者会見で震災遺構として保存することを決めました。反対する遺族への配慮として、植栽で校舎を周囲から見えにくくするということだそうです。亀山市長は「被災した建物のインパクトは大きく、防災教育上も必要だ」と述べました。
 校舎は津波で渡り廊下や壁が破損しているということですが、建物の強度については問題なく、市はそのまま保存できると判断したそうです。一体を慰霊・追悼のための公園として整備する方針だとか。安全対策として校舎を柵で覆うため、中には入れないということです。
 ボランティアらによる語り部活動や被害を伝える案内板などで、教訓を後世に伝えるということです。津波火災の痕跡を残す門脇小学校についても、旧校舎を一部保存するということだそうです。

あの大震災の教訓をいかに後世に伝えて、今後起こりうる災害を減らすか。これは被災地のみならず、地震国日本に住む私たちにとって非常に大切なテーマだと思います。実際に行ってみてわかることもたくさんありますし、こういった建物を残していくことは大きな意義があると思います。
 ただ、あの地震で被災した人たちの中には、あの辛いことを思い出すとして反対する人もいらっしゃるというのはよく聞きます。被災した人の心情と、教訓をいかに後世に伝えていくかのバランスを保つことは非常に難しいことだと思ういますが、震災の教訓を後世に伝えていくためにも、こういったことは継続的に続けて行ってほしいなと思います。