sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

大川小学校訴訟・石巻市が控訴

 東日本大震災津波で多くの犠牲者が出た石巻市立大川小学校の児童23人の遺族らが市と県に損害賠償を求めた訴訟で、市は28日、学校側の過失を認めて総額14億2658万円の支払いを命じた仙台地裁の判決を不服として仙台高等裁判所に控訴する方針を固めたということです。
 亀山紘市長は「子供の命を守ろうとした教員らのことを考えると、やはり受け入れられない。今後の学校防災教育にも影響を与える」と述べました。30日に臨時理事会を開き、控訴手続きに必要な関連議案を提出するということです。
 村井宮城県知事は「県も代理人と詳細を詰めている。石巻市と足並みをそろえていくことになるだろう」と話しています。
 当時6年生だった長男の大輔君をを亡くした原告団長の「今野浩行さん(54)は「非常に残念だ。津波を予見し、子供の命を守らなければならなかったという司法の判断は重い。組織や立場を守ろうとする市側の姿勢が浮き彫りになった」と批判。原告側の代理人の弁護士は「遺族の感情を逆なでする行為だ」として、近く遺族らと対応を協議するということです。
 26日の判決は、教員らは「津波が襲来することを予見し、認識できた」とし、すぐそばの裏山に避難させずに児童らを死なせた過失があると認定しています。

この石巻市の対応、真摯になくなった子供たちと、残されたご遺族の方たちの思いに逆行する行為なのではないかと思います。市の防災無線や広報車が津波が襲来するということを知らせており、津波の襲来は十分に予見できたはずです。なのに子供たちを避難させなかったのは、明らかに判断ミスであり、その結果については素直に受け入れるべきだと思います。
 なぜ市側は控訴する必要があったのか、ご遺族の方たちや国民に対して納得させるだけの理由があるというのでしょうか。
 私は控訴することなく、仙台地裁の判決を受け入れて遺族に損害賠償をするべきだったのではないかと思います。自分たちに責任はないとでも言いたいのでしょうか。子どもの命を守ろうとした教員らのことを考えると…。などと市長は言っていますが、子供の命を守ろうとしていたのであれば、即座にすぐ近くの裏山に逃げていたのではないでしょうか。決して市の過失は軽くはないと思います。市側は控訴を取り消して、一審判決を受け入れてもらいたいです。