22日午前8時ごろ(日本時間午後4時ごろ)ベルギーの首都ブリュッセル近郊のブリュッセル国際空港で2度の爆発がありました。さらに同時刻にEU本部の近くの地下鉄マールベーク駅でも爆発があり、双方の爆発で合わせて23人の死亡が確認されたということです。
地元テレビ局は、空港の爆発は自爆テロだと報道しています。空港の爆発では少なくとも13人が死亡、35人が負傷したということです。
空港は閉鎖され、航空機の発着は停止されました。空港につながる鉄道やバスなども止まっているということです。
ベルギーのメディアによると、出発ロビー付近の2か所程度から白い煙が上がり、窓ガラスが粉々に砕け散り、天井の一部がホールに落下しているということです。投稿された画像には、悲鳴を上げて逃げ惑う人々が映し出されています。
マールベーク駅はEU本部のあるシューマン駅の西隣。駅からは白い煙が上がっています。血を流して逃げ惑う人がテレビ映像に映し出されていました。ベルギーでは、パリ同時多発テロ事件の実行犯の一人であるさら・アブデスラム容疑者(26)が18日に拘束されたばかりです。同容疑者の自宅からは爆発物らしきものが見つかっているということです。