sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ニューヨークテロ・8人死亡

 アメリカニューよく中心部のマンハッタン南部で31日午後3時(日本時間1日午前四時)ごろ、小型トラックが自転車専用レーンを暴走し、自転車の利用者ら8人が死亡、少なくとも11人以上が負傷しました。複数のアメリカメディアによりますと、捜査当局はテロ事件として、運転していたウズベキスタン出身のサイロフ・サイポフ容疑者(29)を拘束。現場では過激派組織IS(イスラム国)に忠誠を誓う手書きのメモが見つかっており、男がISに感化されていた可能性があるとみられています。
 
 2001年の同時多発テロ事件以降、ニューヨークで起きたテロ事件としては、最悪の犠牲者数となりました。
 トラックは自転車専用レーンを南に向かって数百メートル暴走しながら、自転車利用者らを次々にはねたそうです。スクールバスに衝突して停止後、逃げようとした容疑者に警官が発砲し、拘束。容疑者は病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。拘束直前に「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたとの情報もあるということです。
 容疑者は10年にアメリカに移住。トラック運転手などで生計を立て、最近は東部ニュージャージー州で自動車配車サービスの運転手をしていたそうです。ニューヨークタイムズは容疑者が以前からアメリカ情報機関に存在を知られていたと報じられていましたが、詳細は不明だそうです。ISとの直接のつながるを示す証拠は見つかっていないということです。
 中央アジアウズベキスタンイスラム教徒が多く、過去2年でニューヨーク在住など同国出身者5人がISを支援したとして起訴されているそうです。
 現場は同時多発テロ跡地の「ワン・ワールド・トレードセンター」の北500メートル。8人の犠牲者のうち、5人は遺書に旅行中のアルゼンチン人で、一人はベルギー人だったそうです。
 
ニューヨークの悪夢再びって感じですが、Isの影響力がここにも表れたって気がします。イラクやシリアなどでは劣勢に立たされているISですが、IS思想の影響を受けた人物が祖国に帰ってテロ事件を実行するというのは、ヨーロッパで頻発するテロ事件と酷似しています。自動車を使ったテロ事件としては、フランスのニースで起きたテロ事件を思い出しますが、このような卑劣なテロ事件を起こしたって、何の解決にもならないということをISは理解する必要があるんじゃないでしょうか。憎しみが憎しみを呼ぶという、負の連鎖を断ち切らない限り、いつまでもこのような悪夢ともいうべき事件が後を絶たないような気がします。
 そしてこのようなテロ事件は、日本も対岸の火事ではありません。2019年にはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピックパラリンピックが控えており、大勢の観客が訪れます。こういった会場は、テロリストにとっては格好の獲物であり、今から厳重なテロ対策を準備しておく必要があるように思います。